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サーキット走行 2

前回の走行会の後、フロントのダンパー交換&キャンバ角設定(ネガティブ1.0度)とクロスメンバー補強を実施し、もう一度サーキット(右回り)を走らせて特性を調べてみることにした。

タイヤ(RE050:17インチ)はサーキットの高負荷下でもまあまあのグリップ力を発揮してくれた。

最も負担の重い左フロント(写真→)はブロックの角が削られているが、トレッド面の接地状態は悪くない。

ネガティブキャンバとロワアーム補強の効果が確認できたが、 タイムアタックに対してタイヤのキャパシティ不足は明らかであり、純正18インチも試してみたいと思ってしまう。

ブレーキローターにアタックレーシングのDRUG 1を塗って臨んだが、鏡面になるどころか、表面はかなり荒れてしまった。

DIXCELのブレーキパッドはローター攻撃性が低いと謳っているが、嘘ではないか!!! またもや騙されてしまった。

走行1回目でこんな状態になったので、2回目の走行前にもう一度「D1」を塗ったのだが、改善されることはなかった。

ただし、ローターが荒れた原因はパッドの適温を超えた使用にあることが判明した。

ブレーキパッドを外してみると、黒焦げと樹脂の変質が進んでいた。(写真上)

これはかなり問題のある状態である。思い切ったブレーキングは一切していないのに、こんな状況になるなんて。。

インプレッサで適温550度のパッドを使用したときと同じ現象である。

重いレガシィでは、180km/hからのブレーキングで適温の600度を簡単に超えてしまうのだろうか。ブレーキサイズが大きくなっているというのに。

硬化した黒焦げや変質部分を削ぎ落とすと(写真下)、日常使用に差し支えはなくなるが、圧力がかかる箇所のひび割れが気になる。

↓ 変質したところを削ってみたが、硬化した部分は残ってしまう

今回のコースのLAPタイムはインプレッサで1分38秒であったが、レガシィでは1分45秒であった。遅い原因は次のとおり。

  • ノーマルシートに3点ベルト装着では、ブレーキングやコーナーリング時に体がとても不安定になるので、フルブレーキングのコントロールができず、ステアリング操作も大雑把になってしまった。しっかりホールドするシートとガッチリ腰を固定する4点ベルトが必要である。

  • 180km/hからのブレーキングで利きが甘くなることがあったので、攻めたブレーキングができなかった。今思うと、パッドの黒焦げが始まったところだったのだろう。

  • タイヤのスキール音はほとんど出ることがなかった。体が不安定だったので、リアタイヤが流れるまで攻め込むことができなかったのだ。

サーキット走行を楽しもうと思ったら、ブレーキパッドは700度以上に耐えるものが必要であり、バケットシートが欲しくなる。

26NOV2011

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