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BL5D ギアオイル交換

トランスミッション油交換(初回)

初回交換の時期がちょっと遅くなってしまった。

オイル銘柄は、ホウ素系極圧剤を使ったトラスト75W-90にした。このオイルはこれまで、純正オイルからの初回入れ替え用としてカプチーノとインプレッサに使っており、フィーリングがノーマルに近く、それでいてシフトの入りが良いことから気に入っている。

今回はトラストオイル単独ではなく、ZERO SPORTSの「ベースオイル強化剤」という添加剤(RESPO EMDと同じ)を130ccほど添加してみた。

交換後しばらくはフィーリングになんら変化がなかったが、30kmほど走ると急に2速のシンクロナイザが作動するのが分かるようになった。純正オイル使用時はクラッチを切って回転数が下がりきらないうちに急いで アップシフトする必要があったが(さもないと2速に入らない)、トラスト+RESPOの組み合わせでは回転数が落ちてしまってもシンクロが利いてくれるので、2速に入れるのが楽になった。

トラストオイルの効果かRESPOの効果か、どちらか分からないが、フィーリングが改善されたのは嬉しい。

→2回目以降はこちら

デファレンシャル油交換(初回)

本来ならトランスミッションよりもデフのほうを先に作業すべきであったが、ミッションオイル交換の次の週にデフオイルを交換した。

銘柄は、ミッションオイルと同一のトラスト75W-90である。GT Spec.Bのデフにはトルセン式LSDが備わるが、取り扱いは通常のデフと同じでよいので、気を使う必要はない。

排出したオイルは磨耗粉でどす黒くなり、その固形成分(ヘドロ)が原因で粘度が高くなっていた。ちょっと放ったらかしすぎたようである。1回目は100kmぐらいで初期の磨耗粉を取り除いてやるべきであった。

トラストオイルとともに、パワーハウスアクセルの添加剤「メタルチューニング」を50mL混合して、極圧による抵抗を減らそうと目論んだ。

デファレンシャル油交換(2回目)

未使用のトラスト75W-90オイルが少しだけ(約600mL)残っており、それを捨てるのが勿体無いので、デフオイル交換時に更油の一部として使ってみた。

トラストの新油だけでは足りないので、補足分としてはトランスミッションで約1.5万km使用したトラストオイル(廃油だが、あまり汚れていない)を使うことにした。

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約2.5万km使用したデフオイルを排出してみると、あまり汚れていなかった。普通はもっとドロドロになっているものだが、メタルチューニングの効果があったのだろう。ただし、ギアの削れカスは廃油の中に多量に存在し、このタイミングで交換するのは適切であると感じた。

トランスミッションで使ったトラストオイルにはZERO SPORTSの添加剤が入っていたので、今回は新油に50mLの同じ添加剤を加えて注入した。

23NOV2010(25972km時)

デファレンシャル油交換(3回目)

前回の更油から約2.3万kmを経て、3回目のデフオイル交換を検討した。

取り敢えず排出してみると、とてもきれいで透明感のあるオイルが出てきて驚いた。

この鉄粉の少なさは、異様な光景だ。RESPO Titanが有効に働いたのかもしれない。

しかし、いくらきれいでも、排出したオイルをもう一度戻すのは憚られるため、新油を入れることにした。

ただし、新油といっても、それらはフラッシング(ケースに溜まったヘドロの排除)のために貯めておいた昔の余剰オイルだ。

フラッシングオイル:インプレッサWRXのオイル交換で余ったオイル
★Wako's 75W-90★BP X5116★BP Racing Gear
合計で約1L

少量だけ残ったオイルは使い道がない思っていたが、現在の私はデフオイル交換2回目のように、部分的更油に回して使い切っている。

 

フラッシングということは・・・

少量ずつ混合したオイルを次の交換時期(2〜3万km先)まで使い続けるのは嫌なので、それはすぐさま排出し、単独の商品をデフに入れることにした。

作業場所は、ちょっと訳ありで、オートバックスである。

Castrol Universal 75W-90を1L購入し、作業料を入れると、3472円になった。

オートバックスのオイル交換は「素早さこそ命」と社是にあるのか、あっという間に終わった(48888km走行時)。

だが、そこには問題が多かった。

  • 本来の作業エリア(ピット)は平らなのだが、床に空いた作業用の穴にデフ位置を合わせると、前輪がピットをはみだし、車両が前下がりの状態になった。これではデフ内から油が十分に排出されないじゃないか(排出口が高い位置に来るため、内部に多量の油が残存する)。
  • 古い油(今回は14km使用のほとんど新油だが)の排出が終わる(滴になる)前にドレインプラグを取り付けていた。
  • 当然ながら、前下がりの状態で新油を入れていた(規定量より多くなる)。

このような二重の問題がある作業では、古く汚い油が多量に残存し、更油の効率が悪くなってしまう。前下がりは不適当だと判断して、車両の向きを逆にするというひと手間を掛け、客の満足度を高めようという気は起こらないものか(なんなら、自分で動かすよ)。

こんなこともあろうかと思い、オイル交換を自分で一度済ませてからオートバックスに向かったのは正解であった。

まあ、こんな奇特な人はあまりいないだろうが・・・

15AUG2015

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やはりオートバックスはダメだと再認識した。

次のオイル交換は5年後ぐらいだが、それまで乗っているだろうか。。

最後のデフオイル交換ぐらい、きちんと自分でやれば良かったとも思う。

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余談

私が自分でデフオイルを交換するときは、いつも次のようにしている。

・排出時に車両を前上がりに(ジャッキアップ)して、できるだけ廃油の残存を減らす。

・新油注入時には後軸を上げ、規定より多めの油を一時的に入れる。

・デフにオイルが満たされたのち、後輪を回してデフ内部にオイルを循環させ、空隙をなくす。

・車両を水平に戻し、余分なオイルを排出し、規定量にする。

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蛇足

オートバックスの作業員は、あまりにもきれいな廃油を見て、私よりも一層驚いたことだろう。なにせ、わずか14km走行の廃油なのだから。。

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添加剤追加

パワーハウスアクセルのMETAL TUNINGが残っていたので、添加しておこう。極圧の掛かる場所には特に効果的だと謳われているので、デフオイルには最適だろう。

まずはデフケースのオイル注入口を開けると、案の定、オイルが流れ出てきた。

オートバックスでの作業のように、前下がりの姿勢でデフにオイルを入れると、規定量を超えてしまうのだ。その量は、わずか20〜30mL程度ではあったが、車両の規定では「注入口と同レベル〜マイナス1cm」に油面があればいいとされている。少な目は良いが、オーバーしているのは良くないのだ(撹拌の抵抗が増える)。

水平状態で50mLのデフオイルを抜き取ってから、METAL TUNINGを50mL加え、終了とした(49060km時)。 30AUG2015

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METAL TUNINGを入れてから5日後に走らせてみると、何となく動きが滑らかになっているような気がした。単に気のせいかもしれないし、気温のせいかもしれない。この夏からトランスミッションの油温が高まるとフィーリングが悪くなってしまうのだが、外気温が低くなった今、良好なシフトフィーリングを得ることによって全般的に良い感触で運転できるようになったという印象だ。04SEP2015

低速走行時のスナッチのガクガク感が減少した。油の粘性が歯の隙間にしっかり膜を張っている感じだ。トランスミッションのオイルも替えるとさらに良くなるだろう。06SEP015

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