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エコタイヤを買うべきか

昨日、オートバックスに出向いてタイヤを見てきた。

オカンの原動機付き草履(LA150F)のタイヤ(ECOPIA EP150)の乗り心地と騒音に耐える続けることは老母の健康に良くないと思ったからである。

過去に記載したとおり、職場にあるLA150Sのタイヤ(ENASAVE EC300+)の感触はとても良く、先般、後席の居心地が良いことも判明した。 

 

静かさと乗り心地の改善を求めていることをオートバックスとスーパーオートバックスの2店舗で伝えると、DUNLOPの「ENASAVE EC202 LTD」と「LE MANS 4」を勧められた。

EC202は旧モデル(現行はEC203)だが、EC202リミテッドというモデルは名前のとおりサイズと数量を限定して販売する現行製品だという(店頭のタイヤは2015年第22週製造であった)。タイヤラベリング制度ではEC203よりも性能は劣るが、安価なところがメリットになるようだ。

現在、オートバックスではダンロップに力を入れているのだろうか。2000円引きというキャンペーン中であったが、あまり安くはなかった。

他の銘柄(TOYOの「TRANPATH LuK」など)も気になるので、近くのジェームスやYellow Hatにも行っておくべきであった。

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下の記事は先月のものであるが、今一度読んでみると変なことが書いてあることに気が付いた。

ラベリングが同じなら性能は一緒だと。

ものすごく乱暴な話ではないか。

 

低燃費タイヤ、どう選ぶ? 車種や乗り方、ランクも多様

朝日新聞デジタル
山村哲史
2015年5月11日06時52分 

 読者の方から「年間2万キロ走行する私にとって、タイヤ選びは慎重になります」というメールとともに、「低燃費タイヤ」のリクエストをいただきました。両立が難しいとされていたぬれた路面での性能も向上し、車種や乗り方に合わせた商品が出ています。

 「改良が進んでいい商品が増え、この数年で定着しました」。自動車用品を扱う「スーパーオートバックス43道意店」(兵庫県尼崎市)の久保宗之副店長はそう説明する。在庫の6〜7割は低燃費タイヤという。

 目安になるのが、日本自動車タイヤ協会が2010年に始めた「ラベリング制度」だ。タイヤが転がるのを妨げる力(転がり抵抗係数)を小さい方から順に「AAA」から「C」の5段階、ぬれた路面で止まる性能(ウェットグリップ性能)を高い方の「a」から「d」の4段階で示す。

 低燃費タイヤと呼べるのは、転がり抵抗が「A」以上、ウェットグリップが「d」以上の商品だ。売れ筋ではそれぞれ「A」か「AA」、「b」か「c」が主流だが、新しい高性能の商品には「AAA」かつ「a」という商品も登場している。

 「メーカーが違っても、ラベリングが同じなら性能は一緒。あとは減り方や乗り心地が違います」と久保さん。お客さんには希望のメーカーやサイズを確認した上で、「セダンかミニバンか」などの車種や、「通勤用かレジャー中心か」といった日ごろの乗り方を聞き、アドバイスしている。

 

タイヤラベリング制度は、「タイヤ温度25℃、80km/hでの転がり抵抗」と「水深1mmのウェット路における80km/hからのフルブレーキング性能」の2点に限って評価したものである。

そんな限られた条件で測定した結果が示されているだけなので、減り方や乗り心地の違いのみならず、試験条件を外れた状況での性能の良し悪しも大いに存在するはずだ。

例えば、次のような状況が考えられる。

・夏の昼間の高速道路(タイヤは触ることができないぐらい熱くなる)の燃費

・ドライ路面でのグリップ限界

・表面が濡れているだけの路面(トレッドパタンによる排水性能が関係しない)のグリップ限界

・土砂降りの雨の中の高速道路(水深10mmで走行する可能性もある)のハイドロプレーニング限界

 

これらの「公式情報のないエリアの話」を知りたいと思ってオートバックス等で相談してみるのだが、そんなことを知っている店員などいるはずがない。メーカー系列のタイヤショップなら、自社品についてのみ比較できる情報があるかもしれないが、メーカー間の性能の差異を知りたいと思ったら、それらを広く取り扱っている店に行く必要がある。しかし、その店のレベルは上の情報(新聞)のとおりである

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低燃費タイヤと普通のタイヤとを比べると燃費の差はどれぐらいあるのだろう。仮に5%だとすると、効果はいかほどか。

オカンの原動機付き草履の燃費は17.5km/Lであり、タイヤの使用期間を21000kmとすると、1回のタイヤライフの間に1200Lのガソリンを使うことになる。普通のタイヤを使うと、余計に60Lのガソリンを要する。燃料費は8000円だ。

低燃費タイヤと普通のタイヤとの価格差は8000円(4本)では済まない。では、低燃費タイヤにはそれだけの価値があるのか。

昔の低燃費タイヤはドライグリップ性能が低すぎて危険で、普通のタイヤを選ぶ意味があったが、技術が進んだ今、普通のタイヤは単なる安物タイヤになってしまい、ドライ性能も低燃費タイヤのほうが高くなっていると思われる。

そうなると、なかなか安物タイヤも選びにくい。 

28JUN2015

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