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変速機について考える

手動変速機

最近は6速マニュアルミッションが多くなってきている。 変速機専門メーカーが作ったものを自動車メーカーに供給することも多く、外国製はGETRAG、国産ではアイシンAIが有名である。ギアレシオをみると各社の考え方が見えてくるのが面白い。

その1:アイシン・エーアイ製 6段MTの比較

   トヨタ アルテッツァ

   マツダ ロードスター(NB)

   マツダ RX-8

   ニッサン シルビア Spec.R(S15)

その2:スポーツ車の6段MTの比較

   スバル インプレッサ

   BMW M3GETRAG

   ニッサン スカイラインGT-R(GETRAG

   ホンダ インテグラ/シビックTYPE-R

   ホンダ S2000

   ホンダ NSX

その3:レガシィ Spec.B 6段MTの比較

   スバル BL/BP B型

   スバル BL/BP D型

自動変速機

ATも多段化が進み、日本車にも5段が多くなってきた。また、CVTを採用するクルマも増えてきた。簡単に任意にギアを選択できる機構を備えたもの(ティプトロニック等)もある。

現在ほとんどのATは伝達効率を上げるためにロックアップクラッチを持つと思うが、Tipシフトでギアを選択したときにロックアップクラッチが働くかどうかは各社で制御が異なるだろう。三菱のINVECSUの初期のころ、Dレンジではロックアップするが、Tipシフトのときには全くロックアップクラッチは働かないという制御であった。最近は効率とDrivabilityを考えてTipシフトのときにもロックアップするもののほうが多いのかもしれない。

日本車は低負荷であればどんどんシフトアップして低速度でもTOPギアまで使うが、外国車はなかなかシフトアップしないものが多い。外国車ではDレンジで自動選択されるギアがその速度で走行可能な最も高いギアであるとは限らない。BMWでは、ステップトロニックを使って任意にシフトアップできる場合がある。

ATの製造も専門メーカーが行うことが多く、輸入車でもアイシンAW、ジャトコを使う会社が多くなっている。

エンジンによってギアリングを変更してきたBMW 3er

BMW (E46

  4気筒エンジン用AT

  6気筒エンジン用AT

クルマの特徴を出すためにジャトコに新しいギア比を作ってもらった日産フーガ

NISSAN

  Y50 フーガ用AT

  V35 スカイライン用AT

 

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