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Manual Transmission

ALTEZZAの6MTを操作してみて そのつながり具合が奇妙だったため、同種のTMを使う他車のギアリングと数字を並べて比べてみた。ここに掲げる4車種のトランスミッションは、アイシン・エーアイが製造する基本的に同じもの(AZ-6型)である。

その2. スポーツ車の6MT比較へ

その1. アイシン6速MT 4兄弟比較

 

ALTEZZA

 

ROADSTERNB

 

RX-8

 

SILVIA S15

 

ステップ比(%)

 

 

ステップ比(%)

 

 

ステップ比(%)

 

 

ステップ比(%)

1

3.874

 

 

3.760

 

 

3.760

 

 

3.626

 

 

 

56.1

 

 

60.3

 

 

60.3

 

 

60.7

2

2.175

 

 

2.269

 

 

2.269

 

 

2.200

 

 

 

68.2

 

 

72.5

 

 

67.8

 

 

70.0

3

1.484

 

 

1.645

 

 

1.539

 

 

1.541

 

 

 

81.9

 

 

76.4

 

 

77.1

 

 

78.7

4

1.223

 

 

1.257

 

 

1.187

 

 

1.213

 

 

 

81.8

 

 

79.6

 

 

84.2

 

 

82.4

5

1.000

 

 

1.000

 

 

1.000

 

 

1.000

 

 

 

86.9

 

 

84.3

 

 

84.3

 

 

76.7

6

0.869

 

 

0.843

 

 

0.843

 

 

0.767

 

 

1stは発進用に、6thは高速巡航用に、先ずは適切なレシオに設定。そして3rd は、パワーを出すために大きくなってしまった排気音を騒音規制値に適合させるために騒音測定を行うギアは3速と決まっている、どうしても高いレシオに設定せざるを得なかった。

1と3と6のギア比を決定したら、2と4と5はその間に適当に振り分けるだけ。この結果、1-2-3 が離れ過ぎ、3-4-5-6 は近づき過ぎという奇妙な設定になったと想像する。

不評だった加速の悪さをギア比変更で補おうと考え、M/Cでファイナル比だけを低くした(TMは不変)。それにより 3rdのギアが相対的に低くなったため、騒音規制をクリアすべく排気音を絞り、音量・音質ともに変わってしまった。

 

これら4種の中で最もバランスが良いように見える。

走りを考えて適切にギア比を設定したことが伺える。

希望を言えば 1stをもう少し高めて 2ndとのつながりを良くしてもらいたい。カートコースを使ったジムカーナでは1stを使うことも多いのである。

 

ROADSTERと似たギア比設定であるが、3rdと4thギアだけはRX-8のオリジナルとなる。

低速度の街乗りでは1-2-3が離れていることにより、低回転を保って走ることができないという不満を抱くことがある。

一方、郊外の走行では4-5-6が近いので、こまめなシフトを楽しむことができる。

しかし、ROADSTERと別のセッティングにした意図はつかめない。

 

過給機付きで中速トルクがあるため 1-2-3 はややワイドな設定になっている。また、TOPギアは高速巡航時のみの使用と考えて高くし、静粛性と燃費を重視したのだろう。

スポーツ走行を考えるなら、2、3、4 はROADSTERのようにステップ比の差が小さくなるような(間隔を大きく変えない)セットアップをしてもらいたかった。サーキットでは2-3-4を主に使うから。

基本設計が同じトランスミッションであっても、各社の求めるギアリングは様々で面白い。エンジン性能を生かすも殺すもギア比次第であるが、燃費や騒音も考慮しなければならないため設計は難しい。ロードスターは小さいNAエンジンであるため燃費性能をあまり考慮せず、加速性能を第一に考えた設計ができたのであろう。

 

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