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Bucket Seat

インプレッサのシートは、中途半端にホールド性が良いので交換していません。交換するのなら、フルバケット以外に選択肢がありませんので、思い切ったことができないのです。

これまでに経験したシートについて書いてみましたが、今は売っていない古いモデルばかりで恐縮です。

 

Designer 2000

KP61のノーマルシートはヘッドレスト一体式であったので4点式シートベルトを装着しようとすると、ベルトがずり落ちてしまうという欠点があった。そこでリクライニングバケットであるデザイナー2000を装着してみた。これはRECAROのようなフレーム構造で、デザインはLXに似たサポート部の小さいもの。耐衝撃性は48Gという(参考/RECARO:60G)。サポート性はノーマルよりも優れていたが、座面の幅が狭く、尻が入りきらないという問題があった。また、クルマは軽量化を重視してエアコン、内張り等を外していたが、シート単体で重量が20kg以上あることに耐えられず、短期間で手放した。

BRIDE

PRO R

軽量化とサポート性を考えてフルバケットに変更した。PRO RはBRIDEの初期モデル(\40,000)である。ショルダーサポートというものを初体験して、その異次元のホールド感の良さに感激した。中古品でへたっていたせいなのか分からないがクッション性が悪く、長時間走行では尻が痛くなってしまうのが欠点。そこで手芸屋でスポンジを買ってシートクッションの下に挟んでみるとなかなか調子が良くなった。

後日先輩が買ったマイナーチェンジ版のPRO R(\45,000)に乗ってみると、クッション性が大幅に改良されていて驚いた。ただ、クッション性がどれぐらいの期間維持できていたのかは不明(すでに廃版)。

M's (autolook)

RS-011

カプチーノのノーマルシートの着座位置は異常に高く設定されている。サーキット走行を前にヘルメットを被ってみると、頭が天井に当たって首をまっすぐにできないぐらい。しかもクッションが柔らかすぎて体の位置決めが悪く、長距離運転ではとても疲れるものであった。そこでシート交換を考えた。しかし室内幅が狭いカプチーノに装着できるシートは M'sの中でもショルダーサポートが小さいRS-011ぐらいしか存在しなかったので、取り敢えず現物を見ないまま注文した。結果的に着座位置は適切になって前方視界が良くなり、サーキット走行も長距離走行も問題なくできるようになった。ただ、ランバーサポートの張り出しが奇妙な形状だったので、スポンジで適当に誤魔化して何とか凌いだ。

RECARO LX−L

長距離移動が多く、1日に300km走ることも多い会社の営業車(トヨタAE104)の純正シートは、極端に柔らかくてひどく疲れるものであった。

そこでシート交換を目論んだ。市販シートの中で人気が高かった RECARO SR や BRIDEリクライニングシートは安価だったのであるが、営業車に装着するにはショルダーサポートが目立ちすぎるため、仕方なく無難なレカロLXにした。さらに内装色に似たカバーを家内に作ってもらい、黒いシートが目立たないように装った。当時レカロ用のベースフレームはAE104(4WD)用のものが存在せず、仕方なくAE101(FF)用ベースフレームを購入し、ワッシャーを30mmほど重ねてなんとか装着した。乗り味はノーマルシートよりははるかに良くなったが、バックレスト形状がどうしても体に合わず、長距離走行では疲れるものであった。

レカロといっても万人に合うわけではないので、買う前に現物にじっくり座ってみることが肝心である。現行のレカロAM19シリーズ(Style, Trendなど)にも座ってみると、Lシリーズよりはフィット感が良いものの、やはり気に入らない。航空機のレカロ(全日空で採用している例が多い)も背中がフィットしないので、好みではない。開発者とは背骨の形が違うのだろう。ただし、レカロの中でも SR と SP-G のバックレスト形状は感触が良い。

社外品のシートを買う場合、スポーツ用としてはいろいろ選ぶことができるが、ビジネス用としては現状ではレカロしか選択肢がないのが困る。昔、BRIDEにはBasisというシートがあったが、もう一度復活させてもらいたい。

 

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