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マフラーの錆

「新車で買ったのに錆びている」と文句を言う人がいる。

排気マニフォールドなどは表面が錆びていても問題が出ないような設計になっており、同じように錆びても構わない箇所(部品)は他にも多くある。それを知らないで店に言いがかりをつけるのはとても恥ずかしい行為 と見られる。

さて、BL5レガシィであるが、購入後半年も経たない間にマフラーの出口に錆が出てきた。こんな経験は初めてである。しかし、最近の排気管はステンレススチールで出来ているので「 溶接部分が錆びているだけで問題はなかろう」と思ってあまり気にしなかった。

 

一般の運転手はあまり暖機をしないため、エンジン冷間時に濃い燃料が不完全燃焼した際に出る煤が排気管内面を覆って、マフラーの出口は黒くなっていることが多い。

また、元気良く走らせる人の場合は、高回転高負荷時の濃い燃料の燃え残りの煤が溜まる。

そんなふうにレガシィのマフラー出口が黒くなっているのをよく見かけるものだ。

しかし、私は暖機をして低回転低負荷で走らせることが多いため、排気に煤が混じらないのである。

 

インプレッサに乗っていたときにはステンレス製のマフラーを装着し、出口のパイプは外も内もピカールで磨いて 光らせていたものだが、レガシィのマフラーは飾りの部分(通称マフラーカッター)が光っているだけあり、排気出口本体は美観を考えた処理がなされていないため、 きれいに掃除をしようと思ったことはない。

それなのに、内面にはまったく煤が付着していない。すでに2万km以上も走っているというのに↓↓↓

排気管の内側に 煤の覆いが形成されていないことから、錆が目立っている。この錆、初めのうちは出口の溶接部分(2〜3箇所ある錆の厚いところ)から発生して、エンジンから出てくる水と一緒になって溜まっているものと思っていた。

 

 

しかし、なんだかパイプの奥のほうも錆びているように見えたので、確認のためにストロボを焚いて消音器の中を撮影してみることにした。その結果が下の写真である。

なんということだ!!!消音器の内部までものすごく錆びているではないか。

実のところ、 出口部分の溶接の錆なんてカワイイものであった。

こんな状態ではそのうちに腐って穴が開いてしまうかもしれない。

 

 

消音器というものはどんな品質保証を受けられるのだろう。

3年保証?  それとも5年かな?

このまま放置すれば(といっても対処のしようがないが)、5年を過ぎた頃に使えなくなるかもしれない。まあそうなったら消音器部分だけHKSまたは藤壺にしてもいいかな。19SEP2009

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購入から5年以上経過したので、またマフラーの中を撮影してみることにした。

先月、サーキットで全力加速を何度も繰り返したので、出口の部分に煤がごく薄く付着している。指で擦ってみてもほどんど黒くならないぐらいの微妙なレベルではあるが、上の写真とは異なって錆が見えなくなっているので、恥ずかしい思いをすることはなくなった。

消音器の中は相変わらず真っ赤に錆びていて、従前とあまり変わりがないのは何故だろう。

早くに朽ちることがないのなら、そのまま使っていこう。10DEC2011

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