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バッテリ延命装置

バッテリの寿命を延ばすという装置をよく見かけるようになったが、本当に効果はあるのだろうか。半信半疑ながら使ってみようと思い立った。

バッテリの寿命はだいたい3年という話がまかり通っている。しかし、実態はそんなに均質なものではない。私の経験では使用状況や製品の個体差によって様々である ことが分かっている。

例を挙げると、GC8インプレッサの純正バッテリ(55D23)は 補水もせず7年近くも使うことができた。ただ、軽量化をもくろんで次に選んだ38B19は3年2ヶ月で調子を落とした。他方、アルファ147の純正バッテリはわずか2年4ヶ月で完全にダウンした。

寿命を縮める原因 の多くはサルフェーションであると色々なところで書かれている。それを除去する効果を謳うのが、今回検討したバッテリ延命装置である。とりあえず燃費一番でよく見かける「のび〜太 12V」と「エコピュア 12」の両方を試して、効果があるかどうか検証してみよう。

http://www.eruma-co.com/index.html

サルフェーション犯人説によると、 サルフェーションが起こらなければ本来のバッテリの寿命は10年ぐらいという。もしも本当に10年間使えるのならば、バッテリ交換が不要になり、財布にも環境にも優しいだろう。ただ、軽量化のチャンスはなくなってしまう 。

「のび〜太」と「エコピュア」を比べてみると、大きさがかなり違う。エコピュアはバイクなどにも適用できるよう小さいケースにセットされていると考えられる。

始めに・・・ BL5 レガシィ

まずは現状の把握をしておこう。

2年5ヶ月ほど使ったレガシィ純正バッテリの電圧は、12.4Vであった。

これは週末にクルマを動かしてから次の金曜日まで放置した状態で測定したものである。金曜日の朝と夜に測った電圧は同値であった(安定していた)。06FEB2009

使用開始

「のび〜太」を装着して一晩置いてからバッテリ電圧を測定すると、12.0Vになっていてビックリした。わずか一晩でこんなに電圧が下がるとは、かなり「のび〜太」そのものが電気を消費するのである。

試しにそのまま冷間始動したが、スタータの回り具合に特に不安はなかった。

アイドリング中の電圧は14.3V。これは発電機から供給されているものである。

その日は朝から夜まで360km以上走って、エンジン停止後にほとんど間を空けずに電圧を測定すると、13.0Vを示した。07FEB2009

翌朝、電圧は12.6Vになっていた。08FEB2009

平日には乗らず、次の土曜日まで放置してみると、12.4Vになっていた(始動前)。 「のび〜太」装着前と変わらないということは、あまり電力消費をしていないということか。しばらく走行して、停止後1時間の電圧を測ると12.7Vであった。14FEB2009

結局、レガシィでは電圧による調子の良否は判断できなかった。これからは、「のび〜太」から「エコピュア」に変更して長い目で様子を見よう。

「エコピュア」に変更してから1週間放置したところ、電圧は12.3Vであった。小さくても電力消費量は「のび〜太 」とあまり変わらないようだ。

レガシィからMOVEに移設】レガシィで延命装置を3ヶ月使ったので、それなりに 極板はリフレッシュされたと勝手に考えて、「エコピュア 」をMOVEに付け替えた。04MAY2009

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MOVEからレガシィへ移設MOVEのバッテリを新品に交換した(エコピュアの効果が現れなかった)ことにより、エコピュア の働き場所がなくなった。仕方がないので再びレガシィに取り付けた。1年ぶりの復帰となる。03MAY2010

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レガシィからMOVEに移設】レガシィにのび〜太を装着 することになり、エコピュアの仕事場がなくなったので、MOVEに移設した02MAY2011

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Alfa 147からレガシィに移設】147を譲渡する際に「のび〜太 」を取り外した。Juneの次期車両に取り付けて良いか否かが判明するまで遊ばせておくのは勿体無いので、のび〜太をレガシィに取り付けて働いてもらおうと考えた。

ところが、取り付けて6日経過して、ちょっと気掛かりなことが起こった。週に一度しか稼働しないレガシィでは、始動後しばらく発電機がかなり頑張っているような音を奏で たのだ。そして次の機会も同様にジャージャーと発電機の頑張る音が・・・。つまり、消費電力量が大きくてバッテリ容量が大きく低下していると想像できる。バッテリ充電のために余分な燃料を使用することから、のび〜太の有用性について肯定する気持ちが薄らいでしまう。28MAY2010

 

のび〜太・・・ Alfa 147

のび〜太をアルファ147(すでに3年8ヶ月も使ったバッテリ:2台目)に取り付けた。

取り付け前に電圧を測ってみると、12.4Vと正常であった。このバッテリを今後どれぐらいの間使い続けることができるだろう 。厳しい条件の147で延命ができれば、本物と認めることができる。14FEB2009

バッテリ上がり発生

アルファ147のバッテリが突然ダウンした!!! 救援を受けたJAFには「充電してもダメだ」と言われたそうな。

何ということだ! 「のび〜太」の効果はないのか? それとも、3年8ヶ月も使った寿命の近いバッテリを7ヶ月間延命したのか?

ともあれ、1万5千円で手に入るバッテリを買わずに「のび〜太」を7500円で買って節約しようと目論んだのに、突然の不調によって3万円もするバッテリを買うはめになるなんて。。。とても悲しい 。実験に協力してくれたJuneには余計な負担を掛けてしまった13SEP2009

 エコピュア・・・ L150S ムーヴ

「エコピュア」をレガシィから取り外し、オカンの原動機付草履(3年10ヶ月使った新車装着バッテリ)に取り付けた。まずは2010年の正月まで装着して様子を観てみよう。04MAY2009

 

2010年の正月休みにオカンの原動機付草履のエンジンを始動したところ、なんだかスタータの回り始めが渋く、ちょっと危ない予兆のように感じられた。

クルマの使用頻度が低いのなら、電気を食うエコピュアの装着がデメリットになるかもしれないが、オカンの原動機付草履はほとんど毎日稼働している(街乗りが主体なのに1万km/年も走る)ので、そんな些細な電力消費が問題になることはないはずであるが。。

心配になった老母はガソリンスタンドでバッテリチェックを受けた。その結果、早めに交換したほうがいいとのことだったらしい。Alfa 147に取り付けた「のび〜太」と同様に「エコピュア」にも効果はないようである。無駄な金を使ってしまったものだ。残念 !!! 09JAN2010

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エコピュアに見切りをつける】「エコピュア」の効果が現れなかったため、オカンの原動機付草履のバッテリを新品に交換したこれは期待はずれの製品であった03MAY2010

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レガシィからMOVEに移設】もう使うまいと思っていたエコピュアであるが、レガシィから取り外した後、使わずに遊ばせておくのも勿体無いので、オカンの原動機付草履にまた装着しておいた02MAY2011

2014年の正月、始動性が悪く感じられたので、取り外した。これで延命装置の使用は終了だ。03JAN2014

 

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のび〜太は常にバッテリの電力を消費しながら働いているので、週に一度しか乗らないクルマではバッテリの放電が気になるところである。そのため、レガシィには使わないようにしていた。せっかく寿命を延ばそうとしているのに、逆にダメージを与えかねないのだから。

だが、高いお金を出して買ったものを放置しておくのも勿体ないので、有効に活用する方法を考えてみた。それは簡単なことであった。ウィークデイには取り外しておき、乗るときにだけ使用するのである。それでバッテリ電力の余計な消費を防ぐのだ。

最近は気が向いたらエンジン始動の前に接続し、帰宅して数時間経ってから取り外していた。半日でも装着していれば効果が得られるのではないかと期待して・・・

ところが、本日、始動前に接続してみると、赤いLEDランプが点灯しなかった。これはどういうことだろう。

のび〜太の説明書によると、動作停止電圧は12V±0.2Vとなっている。これはのび〜太そのものの電力消費によってバッテリが過放電するのを防止する機能である。

不思議なことに、この6日間のび〜太を外していたのに、本日のバッテリは12Vを下回っていたわけである。冬場とはいえ、車載外気温計は4℃を示していたので、これぐらいの寒さで始動不能になっては困るのだ。

やっぱり効果はないのか・・・Alfa 147とMOVEでは延命できなかったわけで・・・LEGACYも同じ運命を辿るのかもしれない。27JAN2013

のび〜太を取り付けてもインジケーターが灯らなかったので、故障したのかと疑ってみたが、原因は単にバッテリ電圧の低下(12V以下)であった。

そして、案の定スターターの回り方に元気がなかった。富士重工からの出荷(2006年8月)時から使用してきたバッテリは、寿命が近づいているのかもしれない。

何の対策も施さなかったインプレッサでは、6年11箇月も使用できた55D23だが、レガシィではいつまで使えるのだろうか。

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本日、ガソリンスタンドでバッテリーアナライザーという機器を用いた診断を受けた。

使用したのはGSユアサのMBA-500というテスターである。

http://gyb.gs-yuasa.com/product/carservice/tester/

  

テスト方法は、大電流を流したときの電圧(降下したところ)とそこから復帰した無負荷の電圧を測定することによってバッテリの状態を判定するというものらしい。

結果は「早目の交換」というものであった(負荷時9.60V、復帰時12.80V)

ゴールデンウィークにはクルマに乗る機会が多く、気温も高くなってきたので、このところ「のび〜太」は常に作動させたままにしている。それなのにこんな結果 なのだ。

  

ある整備士はこの機器(アナライザー)を全面的に信じるべきではないというが、どんなものだろう。

「良好」との結果が出た翌日にダウンする(エンジンを始動できない)というのはあり得るが、「早目の交換」と診断されていながら「バッテリは正常だ」と言い張るのは難しいのではなかろうか。

  

まあ今のところエンジン始動は容易なので、状態は悪いとは言えないが、何だか気になってしまう。

12MAY2013

とうとうこんなことになってしまった。     要交換だと。。

 

バッテリのテストを再び実施したところ、前回よりも状態が悪くなっていることが判明した。

やはり「のび〜太」の効果はないと考えるのが妥当だろう。

正常なバッテリなら10年ぐらい性能を維持できるというのだから、7年1箇月でこのような結果が出るのは「効果なし」ということである。

負荷電圧は10V以上が望ましいという。 今のところ始動性にまったく問題はないのだが、この冬を乗り切れるかどうか心配だ。

しかし、私は「のび〜太」のモニターを課せられたわけではなく、単に購入しただけの客なので、このまま頑張って効果を検証し続ける必要はない。

劣化したバッテリを使用し続けるとオルタネータにも負担が掛かり、燃費も悪くなるので、そろそろ交換してもいい。もしもレガシィにあと5年乗るとしたら、その間に新車時搭載バッテリも寿命を迎えるだろうから、いずれにしても一度は交換が必要になるのだ。

06OCT2013

【新バッテリ購入】

先日の「要交換」をまともに信じたわけではないが、古バッテリをこのまま使い続けても良い結果に繋がりそうにないため、次のバッテリ購入を心に決めた。

Webで検索してみるといろいろ出てきて、D23Lの最安値は楽天で¥5,540+送料¥500であった。

それを楽天ポイントで買ってもいいのだが、有効期限のあるAmazonギフト券のほうを先に使いたいという思いもあり、Amazonの中で探したところ、M-LINEという店で¥5,235+送料¥800を見つけた。こちらのほうが安いじゃないか。

Amazonのサイト内ならAmazon以外が販売元であってもAmazonギフト券を使えるのだろうか。私はAmazonのシステムをよく知らないので、時間があるときに調べてみよう。

なお、Amazonが販売元の商品は¥6,323(送料無料)であった 。ちょっとだけ高い(10月9日時点)。

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週末にゆっくり調べてみようと思っていたのだが、ちょっとだけAmazonを覗いてみたところ、Amazonが販売元の商品が¥6,040になっていることが判明した(10月11日)。 どうやら価格変動があるようだ。

Amazonギフト券は6000円分あったので、もう他を探すことなくこれに決定。

だが、他の販売元の価格も気になったので、念のためチェックしてみたが、2日前にあった¥5,235の表示 はなくなっていた。最安値だと思っていたM-LINEを見てみると、なんと、¥5,500+送料¥800になっているではないか。わずかな期間でM-LINEとAmazonで価格が逆転してしまったのだ。

インターネットショッピングというものはタイミングが難しい。¥6,040も果たして安いのかどうなのか。

とりあえず40円だけクレジットカード決済である。3連休中に届くといいが。

ATLASバッテリは3連休中に届かなかった。

新品バッテリを注文しているので今更確認する必要もないのだが、GSユアサのアナライザーを完全に信用していないということもあって、Panasonicのアナライザーでテストしようと考えた。しかし、どうもうまくいかなかったので、同じPanasonic製の箱型のテスターを繋ぐと、「異常」との判定が出てきた。

何度テストしてもダメなものはダメなのだ。 今朝、ちょっと冷えていたにもかかららず、始動性にまったく問題はなかったのだが。。。14OCT2013

今朝、ようやくATLASバッテリが届いた。これは90D23Lであるが、本当はそんなに大きい容量は要らない。何故なら、重量が嵩むから。

55D23Lで充分であり、50D20Lが安ければそれでも良かったぐらいである。16OCT2013

頭でバッテリを買うと、古いバッテリはその場で引き取ってくれるが、通信販売を利用すると古いバッテリの処分に困ってしまう。

探すと無料回収の業者もあるが、着払いで送るのも面倒である。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/ee-ne/

そこで、廃品回収が通ったらオジサンに一度聞いてみようと思っていた。

今朝、ちょうど隣の家で廃品があり、回収車が留まっていたので声を掛けると、鉛バッテリはOKとのことであった。
そして、なんと100円で買い取ってもらうことができたのだ。値がつくとは思っていなかったので、ちょっと嬉しかった。今は中国で鉛の需要があるらしい。22MAR2014

 

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