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いろいろなワインを楽しみたい

近所の酒屋で開催されているワインの試飲(勉強)会に参加すると、ヴィンテージやぶどうの種類の違いでいろいろな特徴を味わうことができてとても楽しい。

家でもいろいろなワインを飲んでみたいという思いはあり、通信販売等でたびたび買うのだが、フルボトルを飲みきることができないので、どんどん在庫が溜まってしまう。飲んでくれるお客が来るときにしかボトルを開けることができないので、なかなか減らないのである。

フルボトルを開けて飲みきれなくても、しばらくは保存できるというので、瓶の中の空気を抜くポンプを買ってみたりしたのだが、内圧が下がると溶けている香味成分が揮発しそうでちょっと気が進まないのだ。

720mLを飲めないのなら200mL程度のボトルの製品を探せばいい。そう思っても、小さい瓶の製品は一部の銘柄にしか存在しない。品揃えがやや多いハーフボトルでも 私には量が多いため、困ってしまう。

なんとかフルボトルを気軽に楽しむ術がないのかと思っていたところ、良い考えが浮かんだ。

ボトルの中身を小分けすればいいのだ。小分けする先は1回で飲みきることができる200mL程度の容量があるガラス瓶がいい。

小さい瓶に空気が入らないよう口元までいっぱいに詰めれば、あまり劣化を考えなくてもいいはずである。

そんな思いで200mL程度のスクリューキャップボトルのワインを買い求めることにした。小さい瓶は普及品にしか存在しないが、そんな製品の味を確かめておくのも悪くない(一定に保たれた味を知っておくのもいい)という思いがあり、いくつか試してみた。

 ボトル内の空気を抜く器具 

天橋立ワイナリーで買った赤・白・ロゼのお試し3本セット(各180mL)を 飲んでみた。

白(ナイヤガラ)はかなりぶどうの甘さが残っており、食事に合わせるよりもデザート感覚で飲むのが良さそうなワインであった。ロゼ(キャンベルアーリー)も甘口で同様であった。赤(セイベル)は意外にしっかりしており、甘くないライトボディで食事に合うタイプで気に入った。赤だけは再び購入してもいいと思う。

安いワインなのにいずれもアルコール臭はなく、Barokesよりも格段に上品であった。

小さい空き瓶を数多く用意すると、2種類のフルボトルを同時に開けることが可能になり、気軽にワインを楽しめるようになった。

 

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小瓶にワインを小分けしていても、瓶を空にできないことがある。たかだか180mLなのに、情けない。

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7月21日、3月にフルボトルを開栓して小瓶の口元まで一杯に入れ、床下に隠しておいた赤ワイン(ASDA Extra Specialのサンテミリオン)を飲んでみると、最初に味見したときと同じ味わいが感じられた。4箇月経っても空気に触れなければ良いと判明した。

その日は4割ほど残ってしまったので、それを翌日に飲もうとして再び床下に隠した。

7月22日、昨日の小瓶を取り出そうとしたとき、別の小瓶の飲み残しを見つけてしまった。これは少なくとも1箇月以上経過したものだ。果たして味はどうなっているのだろう。

グラスに注ぐと、滓が少し発生しており、味はかなり渋くなっていた。どうやら酸化が進んでいたようだ。 一方、昨日のワインは空気に触れて1日経過しただけなので味の変化は感じられなかった。

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以上の経験から、空気が入らないようにした小瓶で保存することは有用であり、フルボトルをあらかじめ小分けにしておくことによってワインの楽しみがより広げられると確信が持てた。

 

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