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中身はクリスタルC-3000と同じである。

トラックリンの添加量は燃料の“3000分の1”であるという。そんな量で効果が得られるのか疑わしいが、この500mLボトル１本で1500Lのガソリン（軽油）に適用できるというので、1回あたりのコストは安い（10年以上前に買ってまだ残っているPETRONUMは、3000Lの燃料に適用できる量で15000円だった）。ただし、少量で済むゆえ使い勝手は悪い。一般的な燃料添加剤は一回使い切りタイプが多く、給油の際に容器から全量を投入すればよいが、トラックリンは添加量が1回あたり20mLと少なすぎるので、ガソリンスタンドで入れるのは事実上不可能である。給油後に別の場所でゆっくりと入れる必要がある。その際、基本的にキャップで計って入れることになるが、必ずと言っていいほどこぼれてしまうのも問題である。

ところで、有効成分が何なのかどこにも書いていない。同一成分の商品クリスタルC-3000は波動の力で燃焼効率を上げるというが、何のことなのかさっぱり分からない。原理はともかく燃費UP、馬力UP、排ガスがきれいになるというので、入れてみた。通勤で片道7kmの道のりを20分(暖機時間含む)かけて走る私のWRXの燃費は 7.5km/L程度であり、あまり効率が良くない。高速での燃費は良いので、なんとか街乗りでの燃費も向上させたいと思っていたので、トラックリンに期待を寄せた。しかし、宣伝されている13％以上の燃費向上は期待していない。そんなことが現実に起きれば、WRXの高速燃費が14km/Lになってしまうではないか。

添加前後の燃費データをこちらに記載する。現状では添加後に悪化しているように見えるが、効果は本当に発揮されるのだろうか？？？　パワーアップに関しては、街乗りではアクセルを踏みこむ機会がないため、まったく感じられない。パワーのないNAエンジンの軽自動車であれば違いが分かるかもしれないので、そのうちVIVIOに使用してみようと思う。

500mL入りボトルが1本 3700円（2本で送料＆税込み7800円）という設定であるが、効果がみられないのでは高い買い物だと言うしかない。