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些細なところまで抜かりなく…

一般ユーザーの立場でトヨタ車を見ると、不快と感じるものを見事なまでに取り去っていることが分かる。

それを知るとトヨタ人気も理解できる。国内シェアが50%になるのも夢ではないだろう。

 

カローラXE('92年式 AE104、AT)

仕事用

インプレッサ('94年式 GC8 C、MT)

家庭用

冷間始動時

着火したエンジンはゆっくりと回転数を上げ、外気温が零下であっても1200rpmぐらいしか回らない。

始動直後にエンジン回転は急上昇し、寒い時期には2000rpm近くまで回ってやかましい。そんなに回す必要があるのか?

冷却ファン

ファンが回ると風の音が聞こえるが、特に意識することはない。

ファンが回る前と止まる前に室内のリレーが「カチッ」と音を立てる。作動が分かりやすいが、耳障りである。

エアコン

停車中アイドリング状態でスイッチをONにすると、まずはユルユルとエンジン回転が上がり、次に冷却ファンがスルスルと回り始める。コンプレッサが動き始めるのは認知できない。

走行中にコンプレッサがON-OFFすることを意識させられない。

コンプレッサは可変容量ではないはずなのに、うまくコントロールしている。

停車中アイドリング状態でスイッチをONにすると、コンプレッサのクラッチが突然つながり、「ドン」という音が出る。また冷却ファンのリレーが室内で音を立てる。

走行中にコンプレッサがON-OFFすると、ショックが明確に出る。MTゆえ仕方ないのだろうか。

ワイパー

中級グレードであったため、間欠ワイパーの時間調整ができないが、それ以外に何も気になるところはない。

間欠ワイパーが作動するたびに「カチッ」というリレーの音が室内で出て耳障りである。昔の社外品を思い出す。

富士重工が重視するポイントは、トヨタとまるで違うのである。

いや、富士重工は細かいところまで手が回らないというのが現実なのだろう。

それにしてもトヨタ車の「ネガティブ潰し」は徹底している。

 

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