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estremo X1

老母がVIVIOからMOVEに乗り換えたので、新車時の性能維持のためにX1を入れてみた。

EstremoとはアタックレーシングのSuper Attack X1の新しいブランド名である。

http://www.estremo.jp/products.htm

MOVE(L150)はなかなか乗りやすいクルマで、平地では特に不足のない走りを見せてくれる。しかし上り坂を走ると、ステップ比の大きい4段ATのため、エンジンの性能を生かしきれないこと(2速ではエンジンがうるさく、3速では力がなくて減速する)にもどかしさを感じる。VIVIOで同じ道を走ったときは、CVTのおかげで適正なエンジン回転数を維持できたことを覚えているので、トルクに余裕のないNAの軽自動車においてCVTのメリットは大きいということを認識した。

また、エアコンのON-OFFによって走りが大きく変わり、上り坂でONになると途端に走らなくなる。

今回はX1を250mL購入し、エアコンのコンプレッサオイルATFに添加してみた。エアコンには30mL、ATには220mL使ったが、ATには入れ過ぎたかもしれない。ATに170mL入れて、50mLはパワステに入れる手もあった。なお、添加時のMOVEの総走行距離は500km弱であった。

  X1 250mL:10500円

  エアコン施工工賃:1500円

  ATFへの添加工賃:上記に含まれる

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【予想される効果】

エアコンのコンプレッサオイルにX1を添加すると、クラッチのON-OFFの変化に気が付かないぐらいに抵抗感が減るという感想を述べる人がいる。

ATに対しては、クラッチの滑り防止と変速ショックの低減という相反する効果を表すという。

【入れてみると】

エアコンのコンプレッサがONになった瞬間のショックは確かに減った。ドンというショックがトンという感じになったが、パワーを食われることに違いはなく、上り坂で急激に走らなくなるのは変わらなかった。コンプレッサの内部抵抗は減ったかもしれないが、圧縮という仕事は変わらず行わなければならないので、それはどうしようもないのである。今後10年、エアコンの故障が起きないことを期待する。

ATの変速ショックは確かに減った。コツンというショックが丸くなり、なかなか良い感触になった。サービスマニュアルにはATF交換は10万km毎と書かれているが、10年間無交換(7万kmも走らないだろう)でいけることを期待する。

MOVEで効果が体感できなかったが、BL5レガシィにも入れて変化を確認してみよう。

X1の100mLボトル(4620円)を買って、エアコンのコンプレッサオイルに40mLほど添加した。その目的は抵抗の低減と寿命の延長であるが、添加後もコンプレッサのON/OFFのショックは従前と変わりなく、抵抗感の軽減を体感することはできなかった。コンプレッサが10年間壊れなければ、それだけでもいい。

残りの60mLはパワステフルードにでも入れてみた。油圧ポンプは走行中に常に稼動しているので、少しは抵抗の軽減になるだろう。なんとなくステアリング操作が軽く滑らかになったような気がする。

 

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