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ダンパー交換

 

ダンパーの交換は単純作業であるが、車種によって面倒さの程度が異なる。4輪ダブルウィッシュボーン又はリジッド式なら楽であるが、インプレッサは4輪ストラットであるため、けっこう大変である。

 

用意する工具

作業を適切に行うためには色々と揃える必要がある。ダンパーの種類によって用意するものが違うので、参考まで。

3/8ラチェットハンドル、12mmソケット、12mmディープソケット、17mmディープソケット、19mmディープソケット、12mmメガネ、14mmメガネ、19mmメガネ、12mmオフセットのないメガネ、1/2ラチェットハンドル、19mmソケット、マイナスドライバ、金槌、スプリングコンプレッサ

 

ジャッキアップの前にダンパーのトップナットを緩めておく。ユニットを外してからでは力が入れにくいので、固定した状態で作業するのがよいのである。なお、インパクトレンチは使用しないほうがいい。

リアダンパーのマウントは、リアシートの背もたれを外すと現れる。

ジャッキアップしてホイール&タイヤを外し、ストラット下部のボルト&ナットを外す。かなり強く締まっているので、工具を延長する鉄パイプがあるとよい。

 

アッパーマウントの固定ナットを外し、ダンパーユニットを取り外す。リア用のバネ(社外品)は柔らかい部分が多いので、手で縮めてアッパーマウントを外すことができる。

 

必要に応じてスプリングコンプレッサでバネを縮めて外す。

あとは逆の順序で新品ダンパーを組む。ロッド長が短縮されたショートストロークのダンパー(GS7)を組むと、ジャッキアップしたときにタイヤが高く持ち上がるようになった。

以前はジャッキを最大に上げてもタイヤが僅かしか浮かなかったので、これで作業がしやすくなる。

 

フロント側も同じように作業を行う。

マックファーソンストラット式の脚のダンパーを交換する際は、取り付けボルト&ナットによって位置(アライメント)が変わるので、何らかの基準(部品を押し付けて一定の位置にネジを設置する等)を持っておくとよい。ダブルウィッシュボーン式やリジッド式では、アームを外さないのなら交換による影響は気にしなくてよい。ただし、車高が変わるような変更をするときはトー角に注意すべきである。

 

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