----------------------------------------------------------------------------
田舎は嫌だ
オカンの原動機付草履(L150S)の車検(5年)を受ける前にパワーステアリングの作動油(PSF)を交換しておくことにした。これはパワステポンプを壊さないための予防的措置である。 PSFの量はBL5レガシィで全量800mLなので、L150Sなら500mLぐらいで足りるだろうと考え、とりあえず 我が家から一番近いダイハツ販売店で購入しておいた。価格は600円であった。 車検の2日前、そのPSFを老母の家に持って帰り、交換作業を開始した。やり方はレガシィで実施した要領と同一である。つまり、リザーバへ戻ってくる箇所(リターンパイプ)を外して循環を断ち切ってしまうのだ(リザーバ→ポンプ→リターンパイプ→廃油受けという流れ)。この手順では新旧のPSFが混じらないのがいい。 リターンパイプを延長し、廃油受けに入れてからエンジンを始動したところ、怒涛のようなPSFの排出に少し戸惑った。作業は新PSFをリザーバへ注ぎ込みながら古いPSFを排出するという 手順になるのだが、ポンプの空打ちを気にしていたらかなり量の新PSFを使っていた。 「 ちょっと使いすぎた」と思ったのでエンジンを止め、リターンパイプをリザーバへ接続して(元の状態に戻して)、残った新PSFをすべてリザーバに注ぎ込んでみたのだが、なんと、規定量に届かないじゃないか。あと少しだけなのに・・・。これではクルマを動かすことができない。 |
|||||||||
ちょっと失敗してしまったので、追加のPSFを入手しなければならない。あと、わずかな量でいいのだ。100mLで充分足りるぐらい
、というのはちょっと悔しい。 実はPSF交換の後、自賠責保険24箇月を契約するためにL150Sに乗ってダイハツの店を訪問するつもりであった。その走行によって先に入れ替えた冷却水のエア抜き を兼ねてやろうと思っていたのだ。しかし、残念ながら予定が狂ってしまった。仕方がないのでレガシィで訪問し、エアークリーナーと共にPSFも買った。注文した量はちょっと余裕を持たせて200mLとした。 一通り揃って、提示された納品書を見てみると、PSFの料金は1000円也!!! Oh my gosh!である。 切りの良い数字を出せば納得するだろうと考えたのかもしれないが、そうは問屋が卸さない。 200mLで1000円なんて普通に考えてもちょっと高い(5000円/Lだなんて・・・)が、それを平気で客に提示するとは、なかなか太い野郎だ! 素人だから価格を知らないと見くびるものではない。他の販売店で1200円/Lであった旨を伝えると、あっさり240円になった。誠意の欠片も見えない、あまりにも客を馬鹿にした販売店である。 この販売店はL150Sの購入に際して交渉を始めた頃から気に入らなかったが、何度行っても店員の態度は変わらないのだ。客も販売店の人間も田舎者だったらこういうものなのだろうか。 |
|||||||||
今回、オカンの原動機付草履を買った店に私が行った理由は‘ユーザー車検の準備’のためである。それを販売員は知っている(老母から連絡済)。 販売店にとってユーザー車検なんていうものは商売の敵であり、普通は「ウチで受けて欲しい」、「なぜ自身でやるのか?」、「ウチでやらない理由は何なのか?」、「どうにかウチでさせてもらう相談はできないか」、「できるだけ安くするから」と執拗に食い下がると思うのだが、なぜかここの店員にはそういう執念がまったくない。 一般的な人がユーザー車検を実施する理由の第一は費用の節約だと思われるが、私の場合はそうではない。「信用できない」というのが理由なのである。 この店の整備士は以前、タイヤ交換をした際にホイールキャップが外れそうなままで納品して平気な顔をしていたのである。クルマに詳しくない老母を甘く見ていたのかもしれない。 そんなおざなりなやり方をしていても商売が成り立つのだから田舎というのは嫌である。 次もダイハツを買うのなら、我が家の近くの店で契約しようかと思ってしまう。しかし、60kmの距離が問題だ。保証修理の案件が発生した場合など、老母は近所の販売店を頼るだろう。もどかしさが募る。11JUL2010 |
|||||||||
上のようにオカンの原動機付草履を買った店では色々とやらかしてくれるが、その後も変わらずに不祥事を続けるので、わざわざ出向いて叱りつけた。 何かを注文する度に、何かが抜けるのだ。
しかし、工場長の反応は暖簾に腕押しで、まったく悪びれる素振りすらなかった。 いったいどうしたらいいのか。こんな作業で金を取るなんて、失礼にもほどがある。 ほかの客たちは困っていないのか。 「こんな店で買わない」、という対処しか我々にはできないのか。 JULY 2014 |