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Brake fluid

DOT4(BF4)をサーキット走行毎に替えている。銘柄は特に気にせず、JIS規格を確認するだけである。これまで制研、ENDLESS、APを使用したが、BF4を使ってからはヴェーパーロックを起こしたことはないので銘柄による差は分からない。

ブレーキ液の交換作業を1人でやろうとするとエア抜きを完全にすることが難しいので、2人で行うことが勧められている。どうしても1人で作業したい人のためにはワンマンブリーダーなる商品がある。その原理は真空圧でキャリパ内のブレーキ液を吸引するというもの。それを真似てブリーダチューブに注射器をセットして吸引してみたが、吸われて出てくるのは空気ばかり。ブリーダのネジ山の隙間を空気が通ってしまうようである。ワンマンブリーダって本当に使えるのだろうか?

注射器1本で嫁はんの手を(足か?)煩わさなくてもいいと思ったのに…

ブレーキホース交換を行うにあたり、新しいブレーキ液が必要になったのでタイヤ館に行った。そこには使い慣れたAPのDOT4があった(それしかなかった)ので買って帰った。

ふたを開けてみると口元の封が変更されていたが、特に気には留めず、穴を開けてリザーバーに注いだ。するとリザーバの中はみるみる紅茶色に染まり、愕然とした。従前のAP DOT4は透明に近い液であったので、不良品だと思って即座にタイヤ館に出向いて照会した。しかしすぐには店員から的を射た回答は得られず、発売元の意見を後日改めて聞くこととなった。

店員が販売元から聞いたという話によると、「透明な液を得る工程で有害物質が発生するため、製造方法を変えた」ということであった。ただし、その店員はド素人であり、詳細はまったくわからなかった。

新しくなったAP DOT4の驚くべき色は左のタンク(リザーバ)の写真をクリックすると出るので、ご参考まで。

二度と使うまいと思っていたLockheedのブレーキ液を友人が持ってきた。それを使ってEP82-GTのブレーキ液交換をした。APからDELPHIへと会社名が変わっても、基本的なパッケージは同じであったので、中身も上記のごとく紅茶色をしているものと思っていた。

しかし、出てきた液の色は意外なことにかなり透明に近く、初めて使ったAPのブレーキ液(一番上に記載)と同じようなものであった。前回使ったAPのブレーキ液との色の違いは左の写真から明らかに判別できる(リザーバの写真をクリックしてください)。

やはりタイヤ館で買った商品が劣化品だったようである。ガラス越しに日光がよく当たる場所にブレーキ液が並べてあるような非常識な店で商品を買ってはダメである。

Lockheedのブレーキ液そのものは何ら悪くないことをここに述べる。

イギリスやドイツでスーパーマーケットに入ってみると、食料品以外にも色々なものが揃えてある。洗濯機やテレビなどの家電、自転車とその用品、そしてエンジン油、点火プラグ、添加剤、芳香剤などの自動車用品も並んでいる。

日本の店に比べて特にエンジン油は安く、100%合成のCastrol RS 10W-60が5Lで30ユーロ、日本では名が通っていない100%合成 5W-40は5Lで20ユーロであった。

買いたい衝動に駆られたが、飛行機に5Lのオイルを持ち込むのはちょっと気が引けたので、代わりにブレーキ液を買ってみた。

CommaというイギリスのメーカーのDOT4は500mLで2.09ポンドであった。

 

サスペンションダンパーを交換する際、ブレーキホースを一度キャリパから外す必要があり、そのときにこぼれた分を補充し、エア抜きをするために使用した。

 

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