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ブレーキパッドの選定(製造委受託品)
昔は自動車雑誌(CARBOYなど)でパッドの比較テストが記事にされることが多かった。 製品表示の適温と実態とがかけ離れていることは多く、利き具合の感触も様々で、それらが理解しやすく表現されていたので、大いに参考になった。 ドリキン(土屋圭市氏)はブレーキメーカーのテストドライバーをしていたこともあり、雑誌の評価記事は分かりやすく、また、ドリキンがテストドライバーを務めるメーカーの製品のフィーリングは私の好みにも合っていた。
現在、雑誌などの一般メディアから得られる情報はほとんどなくなり、製品を選ぶ際には販売者のwebsiteなどで性質の情報を得るしかない。 昔から変わっていないことだが、販売者が提示する情報は、基準が一定ではないと思われ、使用温度帯や摩擦係数を単純に比較するわけにはいかないのが悩みである。
大手のブレーキ部品メーカーは、多くの車種に対応する製品を作っているため、個々の車両の特性に合わせた細かな仕様の設定ができていないものも多いと思われる。 そんな場合、車両の性質をよく知るショップが販売する(ブレーキメーカーに注文して製作した)専用品を使うというのもいいかもしれない。 例えば、ジムニーに大径タイヤを履いた時には、これ(↓)を使うとそれなりに良い結果が得られる可能性はある。
また、LEXUS車への対応として、特に対向ピストンキャリパを備える車両のブレーキダストとフィーリングの両立を気にする人に向けて特性を考えた(変えた)パッドを出しているショップもある。
自分の好みがそのショップの考え方と同じ方向性であるのなら良い結果を得られるが、別の方向を見ている可能性もある。まあ、ショップが近くにあるのなら、その製品を装着してある車両も存在するだろうから、訪問してみるのもいいだろう。 訪問したら教えてくれるかもしれないが、参考情報として、どこに製作を依頼しているのかを知りたいものである。
どうしても気に入る製品に出会えないときには、オーダーということになるが、その費用はびっくりするほどでもないらしい。
【BRIG】モータースポーツ界隈では有名なパッドメーカーで、個人対応もしてくれそう。
【IMAGE】昔、ドリキンが手掛けたブランド「イマージュ」と同じなのか別なのか?
【Winmax】今は誰がテストドライバなのだろう。ここはショップからの注文を想定したオーダーシステムであり、個人対応は難しいのかもしれない。
APRIL 2021 |