MX-30

RE-PHEV

Natural Monotone

RE-8C plug-in hybrid

FWD

写真:Mazda

478.5万円(10%税込)

普通のMX-30には2020年に試乗した。乗り味は変ではなかったが、観音開きドアは使い勝手の良いものではなかった。

マツダは「普通ではない」クルマを作りたかったのかもしれないが、商業的に考えると、異様なものに映る。

まあ、常人の考え方とは違うことを実行するのがマツダの方針なのだろう。

普通の頭を持つ人なら、EV仕様を新たに設定する場合、ベース車両にはユーザー候補が多い(多くの販売台数を見込める)と考えられるマツダ3を選定しようと思うものだが、マツダはMX-30に設定した。

数が出ないMX-30の車体に、さらに台数が出ないEVを設定するなんて、いったい何を考えているのかと思う。

そして、このたび、新しいロータリーエンジンを発電機としたPHEVを追加してきた。

ロータリーエンジンの火を消さないという意志を持つのは良いのだが、新規でエンジンを作るなんて、もはや常人の頭では対応できない状況になっている。

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マツダの考え方を理解することができるか分からないが、一度、試乗車を体験しておこうと思った。

3年以上も前に試したMX-30なので、記憶はほとんど残っていない。

シート位置を最下位まで動かすと、なんだか車体の中で変な場所に座っていると感じたので、少し動かしてから1cmぐらい上げて公道を走行することになった。

しばらくはEVとして走行していたが、電池容量が減ると、エンジンが始動した。

ロータリーエンジンの音はレシプロエンジンとは違うと感じたが、特に良い音ではなかった。

EVとしての動きは特に変ではなかった。ガソリンエンジン車からの乗り換えの人には違和感がなくていいのかもしれないが、EVらしい瞬発力を感じられないのは、EVを知っている人の中には物足りないと感じる人も多いだろう。

EVなので回生ブレーキの強弱を調節できるだろうと思って、販売員に尋ねてみたが、「そんなものは付いていない」という。本当か?

私は、パドルシフトのようなスイッチを見つけたので、それを操作すると、回生ブレーキの利き具合を変更することができた。強い回生からコースティングまで、数段の切り替えができる。

普通に郊外を走らせただけであるが、車体のしっかり感が強く、なかなか快適であると判った。03MAR2024

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多くの普通の人はロータリーエンジンのことを考えることなどない。

しかし、私は、普通の人とは思い入れの強さが違う。

学生時代、1日に22時間労働をしていたのは、卒業後にFD3S(3代目のRX-7)を買う夢を持っていたから。

しかし、北海道に赴任し、結婚することになり、FD3Sを諦めた。

その後、RX-8の様々な仕様を試してみたが、購入には至らなかった。

そんな私ではあるが、ロータリーエンジンが発電機になるとは思っていなかった。MX-30 RE-PHEVに対する気持ちは、あまり盛り上がらない

KH系

CX-60

XD

EXCLUSIVE MODE

3.3L Diesel

8AT

RWD

タイヤは20インチのTOYO PROXES Sport

463.1万円(10%税込)

CX-60の乗り心地が悪いという話は、現状では、どうなっているのか。

このたび、ノーマルのディーゼルエンジン仕様の後輪駆動のXDを試してみることにした。

店舗から出て国道をゆっくり走らせると、初期の加速の反応は鈍い。でも、これぐらいなら、穏やかで良いかもしれない。

しばらく走らせ、加減速や転舵を繰り返すと、ブレーキフィーリングにはやはり課題があると感じた。

ブレーキペダルのタッチはあまりダイレクトではないにもかかわらず、かなり踏力を要する。初期制動が急に立ち上がらないのは好ましい特性なのだが、もうちょっとサーボを強くしてもらえると嬉しい。ドンと踏んだらガツンと利く程度にはしてほしいと思う。

8段ATの変速において、Dレンジに入れている限り、異常な挙動を示すことはなかった。だが、低速度域で速度変化があると、エンジン回転数の変動が大きくなる頻度が高く、かなり頑張ってコントロールしている様子を伺うことができた。新規開発するのなら、8段変速ではなく、9段とか10段にして、ギア比を近接した設定にしておけば良かったと思う。

凸凹のある路面における車両の挙動はなかなか安定しており、リアサスのダンピングに不足はあまり感じられなかった。だが、前後サスの動きを観察していると、リアサスのダンピングをもう少しだけ強くすると前後バランスが良くなると思った。20APR2024 

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XD(18インチタイヤ)の乗り心地がとても硬かったという経験を2023年にしたが、やはりそれはタイヤの空気圧設定が高過ぎたからだと想像する。

CX-60の脚の設定が全般的に改良されたのかは、よく分からない。

XD-Hybridに乗ってみれば、それが分かるかもしれない。

トーヨータイヤ(PROXES)の影響も多少はあるだろう。

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XD-HybridにはAWDしか設定がないので、FRのタイプを求めるとXDか25Sになる。

しかし、車体が軽くて駆動抵抗が小さいXDであっても、XD-Hybridに燃費で負ける。車両価格の差が燃料代で相殺できるのかは分からない。

XDでのグレード選定であるが、私は革シートを好まないので、S packageの順位が高くなってしまう。しかし、インパネなどの表皮素材が安っぽくなる点は嬉しくない。

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