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STUDLESS TYRE 通年使用

北海道に住んでいた頃に経験したスタッドレスタイヤの失敗談を書いた

スタッドレスタイヤの技術レベルは現在でも留まることはなく、常に進化を続けていると思われるので、あの出来事から20年以上経過した今の時代、もはや同じように考えてはいけないのかもしれない。

たった一度の痛い経験ではあったが、雪のない道での頼りなさは、もう心配しなくてよいのだろうか。

なぜこんなことをまた書くのかというと、自動車メディアでスタッドレスタイヤの通年使用を促すような動きがあり、それが気になったからである。

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2003年のWebCGのQ&Aにおいて、松本英雄氏は「通年使用は薦めない。夏と冬で衣替えをするようにタイヤも替えるほうがいい」との話を出していた。

http://www.webcg.net/articles/-/16569

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2014年になって、オートックワンではマリオ高野氏がマイカーを使ってスタッドレスタイヤを雪のない時期にテストするという企画を実施した。マリオ高野氏には提灯記事を書くというイメージを持っていないので、住友ゴムの高い技術レベルを疑わずに受け入れたいところである。

http://autoc-one.jp/special/1772277/page07.thtml

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私もマイカー(インプレッサ)には住友ゴムのスタッドレスタイヤ(グラスピック:195/60R15)を履いていて、1シーズンに限るが、雪道でもドライ路でもまったく怖い思いを抱くことはなかった(1994.11〜1995.4)。

それまでに怖い経験をした原因は、タイヤサイズ、または、銘柄の問題なのかもしれない。オーツタイヤのエスピアはそんなに悪いタイヤではないはずだから、165/80R13(カローラ純正サイズ)、145/80R13(カプチーノ純正は165/65R14)という細いタイヤが路面を捉えきれなかっただけなのだろうか(雪の有無に関わらず)。なお、接地面積を小さくして面圧を高めるという考え方は、現在では廃れている(凍結路)。

 

マリオ高野氏のテスト記事では、雪のない時期でのスタッドレスタイヤの減りは少なく、性能やフィーリングにも問題はないということではあるが、限界性能がどうなのかという点が気になる。

フルブレーキングでノーマル(夏)タイヤとの差はどれぐらいあるのか。ドライ路で50km/hからの全制動で1mの差なら許容できるかな。

 

別途、ALL SEASON TYREというものを日本で普及させたいという動きもみられるが、雪道を走る頻度によっては、まだ安心感が高いような気もする。

 

ともかく、きちんとテストしたデータが欲しいところである。

 

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