-------------------------------------------------------
スパークリングワイン 飲み比べ
Moët Hennessy社が取り扱うスパークリングワインの中にはドン・ペリニョンなどの上等なものがあるが、普通の店で最も多く見かけるのは
MOËT & CHANDON BRUT IMPERIAL
であろう。有名な CHAMPAGNE である。 これに対してオーストラリアで製造される CHANDON BRUT は単にスパークリングワインと呼ばれる(CHAMPAGNE ではない)。 店頭での750mL瓶の価格は 2.5倍ほどの差になるので、もしも両者が似たような味を有すのなら、CHANDON BRUT でいい。そう思うのだ。 CHANDON BRUT はいつぞやのお花見のときに試してみて、そんなに悪いものではなかったので、いつか CHAMPAGNE と直接比較してみたいと思っていた。 それが先程実現したのである。 http://www.salvatore.jp/about_pizza/index.html 夕食に立ち寄ったサルヴァトーレ・クオモにて、本日のグラスシャンパンが MOËT & CHANDON BRUT IMPERIAL であることが判ったので、定番商品である(常時メニューにある)CHANDON BRUT と比べてみる機会ができた。 ところが、テーブルに両者が並んでみると、グラスの大きさが異なり、グラスの温度が異なり、液温が異なった。 せっかくの機会なのに、何とも残念なことであった。 まさか冷えていないスパークリングワイン(950円)が出てくるとは予想もしていなかった。フルボトルの半分近くの料金を取りながら、CHAMPAGNE よりも小さいグラスにぬるくて泡立たない液を入れてくるとは、いったいどういう料簡か。定番商品という扱いなのに。 MOËT & CHANDON BRUT IMPERIAL は期待どおりの甘さと苦さと酸っぱさと泡のバランスが良く、特徴を述べにくい CHAMPAGNE であった(1490円)。この中庸な味が比較対照として適当なのだと思う。 こんなことを述べているが、まだまだ CHAMPAGNE をよく分からない私である。 Veuve Clicquot はどのタイプだったのかよく知らないが、どこで飲んでもいつも苦い。 日比谷のペニンシュラで飲んだ「聞いたことがない銘柄のCHAMPAGNE」は MOËT & CHANDON BRUT IMPERIAL によく似た癖のない味であった(書き留めておけばよかった)。 カリフォルニアの J というスパークリングワインはボトルの印象が強く記憶に残っている。味もかなりのもので、CHAMPAGNE に負けない個性を感じた。 そして、PIAT D'OR の安いスパークリングワインはとても飲みやすくて気に入った。 いい加減なものである。 まあ、飲む場所、雰囲気、食べるもの等によっても感じ方は様々に変化するのだろう。 Moët Hennessyの通信販売での価格は次のとおりである。 MOËT & CHANDON BRUT IMPERIAL $65.99 使用ぶどう:シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ CHANDON BRUT $27.59 使用ぶどう:シャルドネ、ピノ・ノワール 26JUL2014 |
Moët Hennessy |
スパークリングワインの飲み比べをしてみようと思ってCHANDONの白とロゼを用意していたが、銘柄違いのロゼの飲み比べもしてみようと思い、Freixenet
SEMI SECO ROSEも追加しておいた。 人が多く集まるお正月に飲み比べをしようと目論んでいたが、元日は成人が5人となったので、CHANDON BRUT(白)を単独で飲んだ(別に赤ワインも用意していたので、スパークリングは1本だけ)。甘さと苦さを少し感じる飲みやすいものであり、直接比較はしなかったものの、炭酸が強く辛口で味の無いFreixenet CORDON NEGROよりも一般受けするような気がした。 2日は人数が多くなったので、Feixenet SEMI SECO ROSEとCHANDON ROSEの直接比較をした。 Feixenet SEMI SECO ROSEは炭酸の刺激があり、甘さがあり、分かりやすいものであった。飲みなれない人にはFreixenet CORDON NEGROより受け入れられやすいと思われる。 CHANDON ROSEは泡が繊細で、酸味があり、上品な味わいがあった。これはロゼのCHAMPAGNEと比べてみたいと思ってしまう。 正月休みは、飲み比べをするのに好適である。また面白そうな題材を探しておこう。 JAN 2018 |