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三菱自工  B11/B21 燃費不正(3)

生産を終えたよりも最新のの方が燃費が悪くなっていた。

6月21日の朝刊に書かれていた内容であるが、私は「旧型車とはH82Wを指している」と思っていた。ところが、22日の記事(↓)を見て、そうではないことが判った。

実は、B11WB21Wの中での話(マイナーチェンジ前/マイナーチェンジ後)なのであった。

新聞を書く人は型式ということを意識せずに「型(新型/旧型)」を使うので、ややこしい。一般的にマイナーチェンジ後のモデルは「新型」と認識されるのだろうか?


朝日新聞(平成28年6月22日朝刊)

 

B11W/B21Wのデビュー時の燃費は29.2km/L(クラストップ)を謳ったが、(活発な)走りを犠牲にしていたので、不評を買った。

その後、マイナーチェンジを受けて、走り改善燃費改善(30.0km/L)を両立したと謳っていた。「本当かな?」と思って私も乗ってみたところ、(高めのエンジン回転数に移行しやすくなって)走りは少しだけ改善がみられたが、それは燃費に悪影響を与えるのではないかという疑問もあった。

30.4km/Lを謳うモデルに乗る機会はなかったが、販売員に聞くと、走りはライバルには負けるものの、まあまあ走るようになったという話であった。つまり、わずかな燃費アップよりも走りの面で改善が進められたのであろう。

 

新聞記事を見ると、マイナーチェンジを経るたびに本当の燃費は悪化していることが示された。

つまり、走り改善と燃費改善の両立はやはり不可能なのであった。

そんなことは当たり前なのであるが、当時は嘘だとは思いたくなかった。なぜなら、ダイハツはLA100S(MOVE)で短期間に目を見張る燃費改善を実現していたからである(ファイナルギア比変更という禁断の果実に手を出したが・・・)。

 

三菱は日産から水素フリーDLC膜の技術や超低粘度オイルを採用して古いエンジン(3B20)で頑張ってきたが、どうにもならず(MOVEの27.0km/Lを超えることもできなかったので)、嘘をつくしかなかったということか。悲しいことだ。

次期DAYZ/eKは日産主導の新エンジンを使うことにより、他社に引けを取らない軽自動車になることを期待する。

ClO2

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