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京都 デニッシュ食パン

十数年〜二十年ほど前に京都のデニッシュパンというのが流行した。

とても高価なデニッシュパンが販売されているのを頻繁に見かけたものだが、最近はまったく見ることがなくなり、デニッシュといえばローソンの100円パンを想起するようになってしまった。

 

今般、忘れ去られた京都のデニッシュパンに久しぶりに対面した。

 

そうだった。思い出したよ。ボローニャだ。

それがどのようなパッケージだったのか記憶にないが、こんな色だったのかな???

そして、「GRAND」に格上げされているのは何か意味があるのかな?

SINCE 2000 というのは??? ブランドとしてちょっと新し過ぎるような気もするのだが・・・

どうもよく分からないので、検索してみると、ボロニヤやらボローニャやらグランマーブルやら、いろいろなブランドがあると判った。なんだかややこしい

それぞれ別の業者なのか?

しかし、GRAND BOLONIYAというものは見当たらない。これはいったい何者なのか?

 

GRAND BOLONIYA とは?


箱の表示を見てみると、販売者はグランマーブルとなっている。グランマーブルなら、どうしてそのままのブランドを箱に書かないのか?

そうか これは一般的な小売用の商品ではなく、粗品専用のブツなのだ。

単価は398円というので、ローソンのデニッシュより少し割高な感じ。。。 でも、普通のボローニャは1000円ぐらいだったと思うので、その差は大きい。



品名に「メイプル」という語が含まれるので、メープルシロップを連想してしまうが、そんなものは使われていない。問題はないのか?

まあ、粗品専用なので、良い材料を使うわけにはいかないのだろう。やはりバターの代わりにマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングが使われている。

いやいや、それでもいい。粗品で充分だ。2箱あれば、2人の2回分の朝食になるのだから。

FEB 2015

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【余談】

「GRAND BOLONIYA」と「BOLONIYA」の関係

和民」と「魚民」の名は消費者に混同されるものではない(まったく別者であり、類似だと認識することはあり得ない)という判断が裁判所でなされたことを別の場所に書いた。
GRAND BOLONIYA」と「BOLONIYA」に関しても、それらの間に「高級なボロニヤ」と「普通のボロニヤ」という関連性が存在することを認識する人など居ない
(高級だなどと謳っているわけではなく、グランボロニヤはグランボロニヤという固有の名であり、ボロニヤとは似ても似つかぬものぞ!)と判断されたという。

理解しにくいが、是非読んでつかぁさい↓↓↓↓↓
http://shohyo.shinketsu.jp/originaltext/tm/1123251.html

私は、上に書いたように、GRANDが付いているのは、あるブランドが認知された後で少し高級なブランドを立ち上げたもの
(ファミリアとグランドファミリアの関係・・・古い!!!)と感じていた。しかし、パンや菓子の用語として、一般の人はそのように捉えることなどないと裁判所はいうのだ。私のような人はバカ(常識のない人)なのだという。


グランドファミリアを選んだ人は、ちょっと大きくて立派なファミリアだと認識して買ったんじゃないのかな・・・そういえば、グランドハイエースというのもあったなあ。これもハイエースの仲間だ(固有ではなく、関連がある)というイメージが湧いてくるのだが・・・いや、本当のところ、グランドハイエースはハイエースとはまったく関係がなく、マークXとマークX Zioの関係と似たようなもので・・・単なる便乗商法なのだ・・・嗚呼、便乗と思う人は、常識がないと・・・

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【蛇足】

冷静になってGRANDという語に対する一般人の感じ方を想像してみると、『「GRAND」の文字がその指定商品の品質を表示すると認定しているものとは認められないという審判があながち間違ったものでもないのかなと思うようになった(嘘)。
なぜなら、GRAND●●という名で●●を修飾している例を挙げると、上述のものも含めて、グランドファミリア(自動車)、グランドハイエース(自動車)、グランドチェロキー(自動車)、グランドワゴン(レガシィ:自動車)、グランドホテル、グランドセイコー(腕時計)、グランヴァン(ワイン)、グランクリュ(ワイン)といったものになり、その分野に興味を持っている一部の人を除くと、一般的に「GRAND」が優良であることを示していると捉えられていない(GRANDがどういう意味なのかまったく認知されていない)可能性がある。
特に、最も認知度が高いと思われる「グランドホテル」というものは、単なるチェーン展開のホテルブランドであり、ロイヤルホテルやプリンスホテルと同じような名付け方じゃないのか・・・すなわち、すでに存在する何かに対して優良なものというわけではなく、ただのグループ名であると思っている人も多いだろう。実際は「その地域の豪奢なホテルである」という意味が込められているものであり、各地に存在するグランドホテルはグループではないことが多いと思われるが
(いや、そういう認識をしてはダメ・・・)、一般の人はプリンスホテルと同じような系列店(固有名詞)をイメージしているのではなかろうか。
そうなると、「グランボロニヤ
(グランドホテル)ボロニヤ(プリンスホテルを混同することなどあり得ない」
でいいのかな。


いや、私はどうしてもそんな考え方を受け入れられない。。。
出典:日本マクドナルド

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「面白い恋人」という商品はどうなのか。
「面白い恋人」と「白い恋人」を菓子の姿ではなく、その語そのものでイメージすると、まったく別の者が瞼に浮かぶ。

ところが、「面白い恋人」の商標出願が特許庁で拒絶査定されたという。
『「面白い恋人」と「白い恋人」とは同一であるため認められない。』
いったいどうなっているのか。
ただ、パッケージが変更された商品は今でも販売されているので、称呼には問題がないということになったのであろう(リボンの柄が悪かっただけ???)。

理解できないことが多過ぎる。

 

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