~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

コーヒー実験

長い間、知りたかったことがある。

くだらないことであるが、コーヒーの抽出はどのように進むのか。

具体的に述べると、「お湯を入れて最初に流れ出す抽出液は濃いのか?」、それとも、「少し経ってから液は濃くなるのか」、また、「どれぐらいお湯を流した時点で終了の決断を下せばいいのか」ということである。

 

- - -

Seiko cofeeのパックはたくさん(100パック×2箱)あるので、すでに何度も飲んでいる。 

出来上がりの量を少なくすると、濃いコーヒーになるのは判った。

150tより100tのほうが濃いのだ。

ということは、150tの最後の50tは薄いということになる。

そんなことは当たり前だ! 判り切っているじゃないか・・・

これは失礼。。。

 

では、どのあたりから薄くなるのか。

いつも、大雑把に100tあたりを目途にし、「こんなものかな」と思いながら飲んでおり、少量でテストすることがなかったので、ちょっと実験をしてみよう。

 

- - -

 

実験の対象はセイコーのいつものコロンビア・ブルボン・ティピカである。

だが、それだけではない。

炒った豆の状態で保存していたもの(ちょっと古い在庫:種類は忘れた)を今回は細かく粉砕して、セイコーのドリップコーヒーの上に積み重ねたのだ。

量はだいたい元の5割増しというの感じになった。

細かく粉砕したのは、お湯をゆっくり浸透させるためである。

お湯を入れ始めてもなかなかコーヒー抽出液は落ちてこなかった。細かく粉砕したので、「蒸らし」が十分にできていたはずだ。

そして、ゆっくりゆっくりお湯を注ぎいれ、20分ぐらい掛けて50tのコーヒー抽出液を得た。

 

飲んでみると、酸味が強調された濃いコーヒーになっていた。

通常の濃度のセイコーのコーヒーは酸味を強く感じることがないが、濃くなると違うのか。それとも、追加したコーヒー豆は酸味の強いものだったのか。

なんともいい加減な実験をしてしまったが、まあいい。

50tのコーヒー抽出液はなかなか深い味わいで良かった。最後に牛乳を入れてみたところ、マイルドになり、コーヒー味が十分に感じられるおいしいカフェオレになった。

- - -

次に、50tのお湯を通した粉(ドリップバッグ)に、さらにお湯を注ぎ、ゆっくりと30tぐらいの抽出液を得た。

その色は、見るからに薄く、味の想像ができた。

飲んでみると、予想通りとても薄く、単なる色付きのお湯であった。

------------

今回の実験を経て、15g程度の量の豆であっても50tのお湯で抽出すべき成分を十分に引き出すことが可能と判明した。

すなわち、「140tを目安にお湯を注いでください」と書かれていたりする場合、「早期に濃い抽出液を出し、あとは好みの最終濃度を得るために徐々に薄めていく」という工程になっているということなのだ。

 

-----------------

当初、少量のお湯では成分を抽出しきれず、勿体ないのではないか、という懸念があったが、実はそんなことはなかった。

50ccも流せば十分に抽出されるので、それに牛乳を加えて飲もう。

もっと少ない量でもいいかもしれない。30tではどうなるか、ということも気になるが、それは次の課題にしよう。

cafe

戻る

CAFE

inserted by FC2 system