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別 格

いろいろな缶コーヒーを飲むのは、私の楽しみのひとつである。

世の中には缶コーヒーマニアという人がいて、数多くの種類を試し、その記録を公開していたりする。そんなサイトを見ると、とても興味深く、感心してしまう。私は缶コーヒーを買うときにはできるだけ知らない銘柄を選ぼうという気になるが、あまり熱心ではなく、経験した銘柄は100ぐらいかと思う。

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昨年からキリンの「別格」ブランドの商品の宣伝をよく見聞きするようになり、その大袈裟な表現がちょっと気になっていた。本当に宣伝どおりなら、以後、「缶コーヒーはこれだ!」となるかもしれない。

そんな折、新商品を対象によく実施されるLAWSONのPontaお試し引換の中に登場したことに気付き、試してみようと思ったのだが、残念ながら品切れ(数量満了)で試すことができなかった(気付いたのがちょっと遅すぎた)。

 

そこで、3連休に高速道路のサービスエリアで普通に買ってみた。

希少珈琲という名が大々的に記載されており、大いに期待が膨らむ。果たして、美味しいのだろうか。

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216円というのは缶コーヒーにしてはやや高価な印象となるが、手に取ると意外に重さを感じた(思っていたより大容量だ)。表示を確認すると、内容量は375gとのこと。つまり、ショート缶の2本分に相当するので、割高ではない(でも、普通の375g入りは150円ぐらいか)。これで特別に美味しかったら、お買得商品かもしれない。

希少という名は、希少なコーヒー豆と希少糖を使っていることから付けられたものであろう。希少なコーヒー豆に興味はあるが、希少糖にはあまり興味がない(しかも5%しか使われていない)。香川県でよく宣伝しているのを見たが・・・私は希少糖より和三盆に興味がある三谷製糖の店舗の雰囲気も好きだ)。太らない糖に私は個人的に価値を見出すことができない。

 

余計なことを書いたが、大事なのは美味しいか、美味しくないか、である。

キャップの保護材を剥がしてみると、キャップにはスリットがたくさん刻まれていた。これは何だろう。他の製品で見た記憶は残っていないが、単に気にしていなかっただけなのか。

ふらずにゆっくり開栓するよう指示があったが、それを見る前の段階でかなり振ってしまっていた。HOT商品であったので(膨張して内圧が高まって)噴き出すか心配したが、それは杞憂に終わった。もしかすると、このスリットが有効に働いていたのかもしれない(ガス抜き)。

 

また余計なことを書いてしまった。

これまで、開栓すると車室内に良い香りが漂う缶コーヒーが(まれに)あった。しかし、「別格」に関しては特に香りが広がるということはなかった。

香りも大事だが、それよりも味である。

 

ひと口飲むと、不思議な味。舌が経験したことのない甘味だ。

希少糖というものは、砂糖とは別の味がするものなのか。

 

コーヒー感はまあ普通のレベルであった。だが、味わいがバラバラで、全般的に美味しくはなかった。

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クルマで移動するときに限り、家内は私の缶コーヒーの味見をすることがある。したがって、ある程度の範囲で家内も缶コーヒーというものの味を知っている。

そこで、家内にも希少珈琲を飲んでもらったところ、「これは薄い!」ときた。

別格・・・立つ瀬がないなあ。。。

 



白バラ牛乳の菓子は美味しかった。


余談

私はコーヒーの味に特段のこだわりを持っているわけではない。「これでなければダメだ」というものはないのである。何となくバランスが取れていれば、それでいいのだ。

だが、バランスといってもいろいろあるから難しい。価格と味、酸味と苦味・・・

例えば、BROOKSのドリップバッグでもいいし(ダメなものもある)、コンビニ100円コーヒーもなかなかいけるし(例:ファミマ)、UCCのブルボンポワントゥも良かった。

いろいろなバリエーションがあるから、面白いと感じるのだろう。

 

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