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BROOKSでコーヒーブレイク

幼いころはファンタやコーラをよく飲んでいたが、10歳頃からコーヒーを好きになり、家ではインスタントコーヒーを飲み、自動販売機で買うものは専ら缶コーヒーとなった。

その後、クルマで外回りをしていた時期には1日4〜5本の缶コーヒーを自動販売機やコンビニで買って飲んでいた。今思えば糖分の摂り過ぎだったのであろうが、それを3年続けても特に太ることはなく、体調も検診の結果も悪くなかったのは、基礎代謝が大きかったからかもしれない。

外勤から離れ、オフィス勤めになってからは缶コーヒーを減らし、自動のコーヒーメーカーを使ってペーパードリップしたコーヒーを飲んでいた(砂糖なし)。

さらなる転属の後はコーヒーメーカーがなくなったので、対処を考えていたところ、モンカフェを思い出した。

モンカフェなら1人分が簡単にできるし、ゴミも大掛かりにならないので良いと思った。しかし、モンカフェはなんとなく美味しさが足りないし、飲むときに冷めてしまっているのも気に入らなかった。

 

それからしばらく経つと、BROOKSという名の安い1人用ドリップコーヒー(19円)の宣伝をよく見るようになり、注目した。

大量に買えば確かに安いのだが、200袋も買うと1人で飲み切るには相当な時間が掛かる(1日に3〜4袋しか消費しない)。そこで、オフィス内で同志を募って分配することを思いついた。

それ以来、もう何年もBROOKS一筋となってしまった。

 

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【コーヒーのような飲み物】

BROOKSコーヒーを選び続けてきた一番の理由は単価が低いからである。おいしいという理由ではない。簡単にコーヒーらしい雰囲気の飲み物ができるのが良いと思ってきた。

BROOKSの袋には豆の産地などが明記されているものの、どうも味の違いが分かりにくい。「安いから仕方がない」ということであろう。ただし、ヨーロピアンブレンドだけは明らかに黒っぽい深煎り豆を使っているため、苦い味が強く出て気に入っていた。

【おいしい淹れ方を求めて】

おいしいと思ったことがない BROOKSを本物のコーヒーにできないものか。同志たちにあまりこだわりはないようであったが、せっかくなので、私は一般的にペーパードリップで奨められている方法を試みた。

当初、 会社では電気式保温ポットを使っていたので、湯は電動ポンプで供給され、流量の微妙な調節が難しかった。それでもなんとか少量の湯が出るようタイミングを見計らい、少しずつコーヒーを抽出しようとした。

最初に豆を蒸らすと良いというので、そのようにしてみたこともあったし、少量の湯を何度も何度も足しながらドリップしたこともあったし、一気に大量の湯を入れてドリップ回数を減らしたこともあった。とにかくできる限りのバリエーションを試してみたつもりであったが、味に違いが現れることはなく、おいしい淹れ方は存在しないものと判断した。

「BROOKSなんてそんなものさ」と諦めつつも安さに負けて買い続けてきた。そして、1分程度で出来上がる早さも重要事項で、早く落ちるからBROOKSはあまり冷めないのだ。一方でモンカフェは落ちるのに時間を要したので、冷めてしまったのだろう。

【淹れ方をさらに探究】

オフィスから電気ポットがなくなり、流行のウォーターサーバーが導入された。

レバー操作によって出るお湯の量が電動ポットよりも細かく調節できるようになったのは都合が良い。

そこで、お湯の注入バリエーションを増やしてみることにした。まずは蒸らしを丁寧に!

電動ポットではどうしてもお湯が一気にドバッと出てしまったが、レバー操作によってはポタッポタッと水滴で落とすことができるので、豆の層にすべて吸収される(カップに流れ落ちない)ぐらいの少量のお湯を万遍なく落として蒸らしてみた。

その後は、細いお湯を途切れないよう流し続けたり、ドバッと入れてからしばらく待ったりしてみた。

そんな淹れ方をした結果、コーヒー抽出液が濃くなり、豆の種類別に味が異なるのが分かるようになった。

要するに蒸らしが大切だったということである。蒸らすことによって豆が膨らみ、その後に入れたお湯がカップに落ちるまでに時間を要するため、豆の成分が充分に抽出されるのであろう。

その代わり、1分で終わっていた作業が3分ほど掛かるようになってしまった。

BROOKSをおいしく淹れるにはちょっとした手間が必要だと判明した。

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【安価なBROOKS商品】

同志が多くいたオフィスでは、いつも複数の種類が入ったバラエティパックのような商品を買っていた。

しかし、現在のオフィスには同志がいないため、自分1人のために買わなければならなくなった。

初めのうちは1人でバラエティパックを買っていたが、BROOKSから届く葉書に安価な商品が載るようになり、興味を抱いた。

それはモカブレンドである。

なぜモカブレンドが安いのか知らないが、バラエティパックにも含まれていたモカブレンドは、たまに甘い香りが漂い(常に、ではない)、悪くないと思っていたのだ。

ただし、その商品は250袋入りなのが問題である。一度買うと、単一の味を100日間も飲み続けることになってしまうのだ。

まあバラエティパックであっても味の違いがあまり分からないので、大きな問題ではないと考えた。

実際に買って飲んでみると、特に飽きることもなく、すべて消費してしまった。

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しばらく経つと、BROOKSから新商品が出た。

「10gだから美味しいコーヒー」だと。。 変なネーミングだ。

あまりおいしそうに見えないが、そんなに悪くないだろうと想像し、とりあえず買ってみた。いずれにせよBROOKSの味なんて大きく違わないのだから。

早速試してみると、味がなかった。 失敗であった。

でも、あと199袋もあるじゃないか。どうしよう。困ったものだ。

 

これまでの経験に基づき、まずは蒸らす時間を長く取ってみることにした。すると、少しだけ味が感じられるようになった。

次に、トイレに行く前に蒸らしを開始し、トイレから戻って再びお湯を注ぐというやり方を試してみた。すると、これが大当たり。さらに濃くなった。

2〜3分の放置が必要という、なかなか面倒な商品である。

 

又の名を「10gも入っているのに薄いコーヒー」という。

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昨日の2杯目、なんだかとても甘い香りが漂った。

それはモカの雰囲気である。

この10gコーヒーにそんな隠し技があったのか。

いや、この商品は選別で落ちた豆を有効利用しているような気がするので、たまたまモカの3級品が流れてきたところをパック詰めしたというところであろう。

単に苦いだけだと思っていた10gコーヒーだが、様々な3級品の味が現れるというのなら、これはこれで面白い商品だといえる。

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