ビールもグラスで味が変わるのか

ワインを飲むときに使う容器は、大雑把に言えば皆同じような薄口のガラス製である。

大きいワイングラスを用意し、ボウルの大小や形状で味が変わるのか試してみたが、私には明瞭な差は感じられなかった。

ワイングラスで有名なRIEDEL社では、ぶどう品種ごとに異なる形状のグラスを製造しているが、一般人はそこまで拘らなくていいだろう。

そんな思いを抱きながらも、先日、先輩の家で普通のRIEDELグラス(レッドワイン)でワインを飲み、なかなか感触が良かったので、我が家にもRIEDELを用意しておこうと思った。

だが、ワイングラスばかり沢山あっても仕方ないので、ビール用はないかと探してみると、ラインアップに存在した。ワイングラスメーカーといえども、バリエーションは豊富なのだ。コカ・コーラ用のグラスまであるというのには笑ってしまったが。 

ビール用グラスは、ワイン用グラスより脚が短い。90〜150mLが適量といわれるワインに対し、ビールは350mLも入れるのだから、重心が高くなることに配慮したのであろう。

試しに334mLの瓶ビールを入れると、ちょっと少なかった。

ビアホールで厚くて重いジョッキを持って豪快にビールを飲むのも楽しいが、こういう繊細なグラスも洒落ている。

しかし、ビールを飲む口(唇)はジョッキのガラスの厚みに慣れているため、RIEDELのエッジの鋭さに違和感を抱いた。

しばらくはこれを使ってみて、口が慣れてくれるのを待とう。

18MAR2015

RIEDELのビールグラスはワイングラスの脚を短くしただけの製品かと思っていたら、ボウルの形状が異なっていた。

何らかの拘りがあるのだろう。若干だが、下膨れ感の強い形状なのだ。



ワイングラスにビールを入れて飲んでみたこともあるが、ビールはボウルの7割ぐらいまで入れるため、頭が重くなって不安定になり、ビールを入れる容器としてワイングラスは不適切であるのが分かった。

そこで、
RIEDELは脚を短く設定したのだろう。

これなら、手に持ったときに台座に指を押し付けやすく、置いたときにも安定する。



このグラスは350mL缶に合うように作られているというので、次回は缶ビールを注いでみよう。

なお、RIEDELのガラスの薄さはこんな写真であっても認識できる。
Marquis by Waterford のワイングラスよりも明らかに薄い。

 

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