ワイングラスで味が変わるのか

レストランに行くと、白ワインと赤ワインでグラスを使い分けている。

ボウルの部分の大きさや形状にいろいろな種類があるのは、ワインの味や香りをうまく引き出すことが目的だという。大雑把に赤用と白用だけで良さそうなものだが、食器のメーカーによってはブトウの種類や産地ごとに仕様を細かく設定しているところもある。それは研究熱心なのか、単に商売っ気が強いのか、よく分からないが面白いものだ。

しかし、私はこれまで1種類のワインを異なるグラスで飲む経験がないため、グラスの違いが味わいなどに影響を及ぼすのかどうか知らない。

以前、新聞に記載されていた内容によると、同じワインを異なる大きさのグラスの飲み比べると、まったく味が違って感じられると書かれていた。大きいグラスでは香りや味わいが膨らむのだという。

そんな記事を読むと、大きいグラスで試してみたくなるではないか。

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昨日、WEDGWOODの店を覗いてみると、大きいワイングラスが展示されていた。

カットのない普通の大きいだけのグラスが欲しかったのだが、店に置いてあるのはカット入りの3種類だけであった。

また別の機会にしようかと思っていたところ、思わぬ割引価格が目に入り、ついつい買う気になってしまった。そして、グラスにワインが入ったときに色や透明度の観察を邪魔しないと思われるカット形状のグラスを選んだ。

果たしてグラスの違いで味や香りの感じ方に変化が現れるのだろうか。試してみよう。05AUG2012

 



Marquis by Waterford

ボウルの容量を量ってみたところ、約650mLもあることが判った。

かなり大容量のグラスだが、これに少量のワインを入れるとどうなるか。

180mL瓶に小分けしたメルローのワインを2つのグラスに分けると、左のようになった。

まあこんな感じでいいのではないだろうか。

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飲んだ印象は、味は特に変わりはないものの、香りの感じ方はより強くなったような気がした。

今回は黒毛和牛の霜降り肉と松茸を使ったすき焼きと合わせて、少しワインを楽しむことができた。

次はワインを大小2種類のグラスに入れて違いを確かめてみよう。

 

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