--------------------------------------

自動車用バッテリ/充電制御車、アイドリングストップ車

現在、自動車用バッテリは大きく分けて、普通の製品、充電制御システム対応品、アイドリングストップ対応品の3種類があるように見受けられる。 

オカンの原動機付き草履(LA150F)はアイドリングストップが標準設定され、純正のバッテリは M-42 が採用されている。今後、このバッテリが寿命を迎えたとき、次に選ぶ製品はどのようなものにすればいいのだろう。

老母の運転スタイルは、始動後(エンジン水温上昇後)に初めてアイドリングが止まったタイミングに「アイドリングストップの解除」をするので、通常の運行中にエンジンが止まる機会はない。

 

- - - - - - - - - -

 

<充電制御システム対応品>

自動車の燃費を良くするために、バッテリの充電を減速時に重点的に行うようにして、定常走行〜加速時には電圧が下がっても我慢する(充電しない)「充電制御」を2004年ごろのトヨタ車のカタログで見るようになり、今では各社のモデルに当たり前に採用される技術になった。

充電制御に対応するバッテリというものは、次のリンク先の説明にあるように、充電〜放電の容量の幅を広く取ることができ(空腹を我慢できるだけの充分な元の容量が必要)、急速に充電(早食いで回復)できる性能を持たせたものである。

http://www.furukawadenchi.co.jp/products/car/fb7000.htm

  

<アイドリングストップ対応品>

自動車の燃費を良くするためにアイドリング時間を短縮する車両には、充電制御も採り入れていると思うが、それよりも頻繁な始動による放電(短距離走スタートダッシュの繰り返し)に対して、すぐさま充電(さらなる早食いですぐに体力回復)ができる受け入れ性能が重要と考えられる。

ただし、始動に備えてある程度の電力の蓄え(瞬発力と基礎体力)が必要なので、容量(腹)を減らしすぎてはいけないし、あまり多くの容量も要らない(蓄電量の変動幅を大きく取る必要はない)。

ただし、容量が減ってしまったら、エンジンは止まらない(止めないようにする)ので、ある程度の容量と回復の速さのバランスが大事になる。

http://www.hitachi-chem.co.jp/japanese/products/cbt/car/020.html

 

- - - - - - - - - - - -

 

では、MOVE/STELLA(LA150S/F)に使うバッテリを検討してみよう。

オカンの原動機付き草履ではアイドリングストップ(急激な電力消費)を考慮する必要が殆どないので、充電制御システム対応品で問題はなさそうだ。アイドリングストップ対応品が安ければ、無論それでもいい。

以下の情報は、kakaku.comの検索結果(消費税込みの価格)である。

 

 

M-42B20の仲間(大きさが同じ)である。B20というサイズは昔(大昔?)の主流であったが、現在はM-42のための規格になってしまった感がある(今の主流はB19)。したがって、あまり安価な製品は存在しない。

とはいえ、充電制御システム用でもアイドリングストップ用でも、びっくりするほど高いわけではない。すでに流通量は多いのだろう。

http://kakaku.com/car_goods/car-battery/itemlist.aspx?pdf_Spec103=10&pdf_Spec104=17&pdf_Spec306=20&pdf_so=p1

 

 

かなり前から小型車のバッテリの主流はB19になっていた。したがって、B19のラインアップは多く、充電制御システム用でも安価な製品が多数ある。ただし、アイドリングストップ用K-42となると、B19サイズの中でも少し高くなってしまう(でも、同じブランド内で比較すると、小さめのK-42M-42よりもかなり安い)。

http://kakaku.com/car_goods/car-battery/itemlist.aspx?pdf_Spec001=1&pdf_Spec103=10&pdf_Spec104=17&pdf_Spec306=19&pdf_so=p1

日立化成 Tuflong Premium JP K-42/55B19L \5,878 (アイドリングストップ車用の最安値)

 

 

kakaku.comの検索結果(消費税込みの価格)を見てみると、オカンの原動機付き草履に純正指定のM-42(\5,680〜)を選ぼうとは思わないし、充電制御システム用のB20(\4,728〜)を選ぼうとも思わない。充電制御車に最適というBOSCH PSの40B19(\2,670)でいいじゃないかと思う。ただし、購入に当たっては、送料も考え合わせる必要がある。

なお、BOSCHの上位機種であるHightec Premiumはアイドリングストップ車に最適の製品だという売り文句を持っているが、上の60B19(\4,380)はアイドリングストップ対応品ではない。 Hightec PremiumのK-42/60B19は別の製品であり(kakaku.comにはない)、楽天市場に出ている品(\7,010)は、上のM-42/60B20(\7,620)より少し安い。

AUG2017

アイドリングストップ車のバッテリは、「アイドリングストップ作動可能」のマークが表示される(メーター内に点灯する)うちは性能に問題がない。すなわち、マークがいつまで経っても表示されないようになったら、交換を考える時期が近づいたと判断すればいいのであろう(登録から間もない試乗車でいつまで経ってもマークが出ないという難しい事例もあったが、老母は毎日クルマに乗るので、表示が出るまでの時間の変化を感じ取ってくれるだろう)。うまくいけば、従前のように寿命(一発目の始動ができない)が突然やってくるという不安を抱く必要はなくなる。そして、オートバックスで高価なバッテリを買わされることはなく、私が事前に安価な代替バッテリを準備することができる。

 

--------------------------

 

モノタロウを利用するとDMが送られてくるので、見てみると、バッテリが載っていた。

40B20の充電制御対応品で\2,990(税込で\3,229)ということは、kakaku.comの検索結果(消費税込みの価格)と比べて最安値ではないものの、モノタロウでは\3,000(税抜)以上の購入で送料が無料なので、まあ悪くないかもしれない。ただ、モノタロウの扱う無名(ノーブランド)商品が信用できるメーカー製なのかどうかは気になるところであるが。。。10SEP2017

ClO2

戻る

ClO2

 

 

inserted by FC2 system