燃費を良くするために車両に追加する資材はいろいろと存在する。

私は、というより、クルマに興味のある人はそういう「夢のある商品」にも興味を抱いてしまうもので、一定規模の市場があるようだ。

今回使用したものは「ECOCA」という商品である。

ECOCAには、エンジン添加剤、ラジエター添加剤、AT添加剤、そして、この燃料添加剤のラインアップがある。

いずれも少量で効果を発揮する設計がなされているようで、ホワイトキャップの燃料添加剤は、燃料40〜50Lに対して5mLの添加するだけでよいという。

成分は不明だが、主な効果は清浄作用であることから、アルコールに清浄剤を溶かしたものと考えられる。

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燃費はトリップメーターを長期間保持したままで平均燃費の推移を見るという形で確認した。

現在、1128km走行して、平均燃費は10.4km/Lである。

ECOCA添加までは10.5km/Lを示していたことから、燃費は悪化している。

走行状況は様々であり、一概に悪化していると言えないのではないか、という考えもあろう。

しかし、直前の走行状況は、空いた高速道路の利用が主体だったのである。

それを考慮すると、良い評価を与えるわけにはいかない。説明書には「添加直後には燃費が悪化することもあるが、ある程度走行すれば改善される」と書かれているので、もう一度添加して、効果がみられるか確かめてみよう。

なお、このホワイトキャップの商品、現在はラインアップから外れていて買うことができない。いったいどういうことなのだろう。