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Tyre

タイヤサイズ

について

北海道で11月にクルマを買うと、すぐにスタッドレスタイヤが必要になる。GC8 C型インプレッサの標準タイヤサイズ205/50R16であるが、15インチを履くA〜B型とブレーキまわりは全く同一なので、インチダウンすることが可能である。冬タイヤにお金をかける必要性を関西人は知らなかったので、安い195/60R15サイズを選択した。

その後、関西に戻って冬タイヤは処分し、夏タイヤを純正16インチホイールに装着するか冬タイヤ用に買った15インチホイールに装着するか迷った。タイヤが安価であることと、バネ下を軽くするという理由で15インチを選択、タイヤのエアボリュームを確保できるので、乗り心地が良くなることも狙いであった。

タイヤサイズは車体に貼ってあるシールに記載されている最大のサイズである205/60に決め、6.5J-15のホイールに組んだが、オフセット45mmでは大きくストロークした際にタイヤがフェンダに僅かに当たってしまうことが分かった。後に7J-15 オフセット48のホイールに変更するとフェンダに接触することはなくなった。

純正からインチダウンという選択は間違ってはいなかったと思うが、17インチのファッション性も捨て難いという気持ちは今でもある。11月に納車され必要に迫られて冬タイヤを慌てて買ったため、いろいろ考える時間がなく店頭の安価な15インチのセットを選んだが、17インチの安価な冬タイヤセットを通販で買うという考えは当時は出てこなかった。

 

オーツタイヤ

FALKEN

GRβ

RS410

205/60R15

10522〜40606km

オーツタイヤは価格が手頃で性能が良いということで装着した。純正(EXPEDIA 205/50R16)からはインチダウンだが、グリップ力を確保するため外径を大きくした。

純正タイヤと比べるとグリップ力は明らかに落ちる。これは50%扁平から60%扁平にしたことも大いに関係するのかもしれない。なぜなら純正サイズのFALKEN RS tuneを付けたクルマと一緒に走って、相手の方がコーナーリング速度が高いと感じたからである。

一方、コントロール性はとても良く、溝が深いうちはWetのサーキットで思いのままにテールスライドがコントロールできる。4WDでありながらテールがよく出るのはGC8型の癖なので、それを楽しめるという点で満足度は高いタイヤだった。寿命は、残溝3mmまで減るのに3万km(サーキット走行10回以上含む)を要した。

TI英田でのLAPは1分58秒。

ヨコハマ

GRANDPRIX

M7R

205/60R15

40606〜72806km

FALKENの次はたまたま店頭で処分価格で出ていたM7Rに変更。タイヤ単体で触ってみると、サイドウォールがFALKENより格段に柔らかく、それが乗り味に影響している。乗り心地はかなりソフトで、ステアリングを切ったときのしっかり感はなく、空気圧を高めにしないとたわみが大きくてエネルギー損失が多そうな気がする。

以前装着したM3はもっとスポーツ性の強いタイヤという記憶があるが、グランプリシリーズは代を重ねるごとに穏やかになっているようである。サーキット行く機会が少なくなって街乗り中心になったのに消耗はかなり早いように見える。ケース剛性が低いためかグリップ感覚は曖昧で、日常的に滑りながら走っている感じがする。スキール音が出ないため状況が感じ取りにくい。サスペンションの柔らかいマークIIなどに合わせて作ったタイヤなのだろう。とにかく気持ちが悪くなるぐらいインプレサとのマッチングが悪い。今すぐに捨てたくなるほどである。

N1車両がWetのコースでM7Rを使うというのはとても信じ難い。

32000km使用して次のタイヤに変更した。4年11ヶ月もよく我慢したものである。サーキットで酷使することがなかったのにもかかわらず、残溝は4mmであった。

TI英田でのLAPは2分2秒。

《余談》

M7Rを装着してもらった近所のタイヤ屋さんの話

これまで私が見てきたタイヤ販売店、GSでは、新しいタイヤをつける前にバランスウェイトを全部きれいに外していた。そうするのが当たり前だと思っていた。しかしM7Rを買った店は、古タイヤ装着時のバランスウェイトを全く外さずに新タイヤを装着し、そのままバランサにかけようとするとんでもないところだった。注意してやっと渋々ウェイトを外してくれたが、それは最後の1本であった。そういうズボラな店なので当然バランスウェイトを最小限にして組んでやろうというプロ意識などまるでなく、3本にはそれぞれ 100g 近いおもりが付けられてしまった。せっかくの軽量ホイールに100gもウェイトがついていたらありがたみも半減である。また、ウェイトは意外に外れやすく、数多く付いているほどあとでバランスが狂う危険性が高いのである。その店の工具の揃え方も素人の域を出ないもので、いちおうプレート型トルクレンチはあったが、ほとんど使った形跡はなかった。整備士の資格を持っているのだろうか???

タイヤ屋さんはよく見極めないと後悔することになる

このお店は、その後まもなく閉店した。

ダンロップ

DIREZZA

DZ101

205/60R15

72806km〜

FALKEN(オーツタイヤ)を再び使いたかったが、現在のラインアップには硬派な街乗りタイヤ(例えば昔のFXシリーズ)というのが存在しなくなった。現在の街乗り用スポーツタイヤである Silent Sports は、インチアップ用ということで、軟派タイヤだと思っていた。

すでにオーツタイヤと住友ゴムは合併し、技術的には同じであろうこと、そしてDIREZZAという新しいスポーツタイヤのブランドに興味があったことから、DZ101を履くことにした。友人がDUNLOP FM901を使って、フィーリングが良かったというのもDUNLOPを選ぶきっかけになった。

溝の深さを測ってみると、新品で7.5mmしかなかった。3mmになると交換時期だと思っているので、DZ101の使用できる期間は短いかもしれない。なお、同サイズのGRID II(BS)の溝は10mmぐらいあったはずである。

街乗りでのフィーリングは、M7Rより剛性感が高く、舵を入れていったときの動きがスムーズ(舵角にリニアに横力が出る)で、とても使いやすい。高速道路での音は静かである。

サーキットでのフィーリングは、あまりカッチリしていないが、適度な腰がある。走行後のトレッド面を見ると、内側から外側まできれいに接地しているのが分かる。ただ、グリップ力はさほど強くない。特に熱が入ってタレてきてからのブレーキングで無理はできない。サーキット走行をしてみると、DZ101はあまりスポーツ色の濃くないタイヤであることが分かった。もしかすると、FALKEN Silent Sportsと同じレベルなのかもしれない。

TI英田のLAPは2分2秒であった。3年ぶりにサーキット走行をしたので、腕が完全に鈍っていたのが悪いタイムの原因である。M7Rよりはずっとグリップ感が分かり易いので、エア圧を適正にしてきっちりと走れば2分を切るのは難しくないと思う。

 

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