2003年11月、X-typeのラインアップが変更された。
2.0 V6、2.0 V6 SE、2.5 V6 SE、3.0 V6 Sport、そして3.0 Sovereignが設定される。2.0 V6にもいつの間にかDVD式のNavigation systemが標準装備されるようになったが、それによって価格も高くなっている。
展示車両として新しい2.0 V6 SEが用意されていたが、試乗車は従来型の3.0 V6 SEであった(大阪・箕面)。
シルバー(ジルコン)の外装色に黒(チャコール)の内装色が組み合わされていた。黒の内装色は重厚であっても洒落っ気がないので、X-typeならアイボリー、シャンペン、ストーンから選びたいと思う。
2年ぶりに3.0L車をちょい乗りで走らせてみると、ATのフィーリングがどうもパッとしない。あまりエンジン回転数を上げずにどんどんアップシフトを繰り返すのである。どうやら学習機能によって早いシフトをする設定になっているという話であった。S(スポーツモード)のスイッチがONになっていたが、発進時にはいつも2速ギアが選択されているような気がした。
乗り味はやわらかいのに硬い。路面の凸凹に対してはゴツゴツする当たりの硬さがありながら、うねりを越える際にはフワフワするという何とも言えない気持ち悪いフィーリングであった。この車両の製造時期は知らないが、もしかしたら初期ロット品なのかもしれない。
2kmぐらいの渋滞中の試乗では感じられることが少ないので、次回はコースを変えて乗ってみたいと思う。