インタークーラー洗浄

現在のターボチャージャが備わるエンジンにはインタークーラー(I/C)は欠かせない装備である。I/Cより上流にブローバイを吸い込むパイプが設置されている場合は、I/C内部にオイルが溜まりやすいので、冷却効率低下を防止するため、たまにはクリーニングしてやりたい。ブローバイパイプがインタークーラーの下流にある場合は、あまり気にすることはない。

 

GC8 C型インプレッサのI/Cを外そうと思うと、コンプレッサ側のパイプを抜くのがとても面倒で、しかも無理な力をいれるとプラスチックパイプが割れやすいことから、I/C側のフランジで結合を解いてやるのが簡単にI/Cを単品にする方法である。

インタークーラーパイプは3本の10mm角のボルトで固定されているので、手探りでネジを見つけて外してみよう。使用する工具は1/4ラチェット、10mmソケット、50mmのエクステンションの3点である。この中ではエクステンションが重要である。

下から見たI/Cの図。フィンが曲がっていたら、細いマイナスドライバーできれいに整形しておこう。

I/Cの内部を覗いてみると、けっこう薄汚れている。ブローバイに含まれているオイルも付着しているので、これをガソリン等で洗い流してしまおう。

洗浄剤は何でも良いのであるが、簡単に手に入る揮発しやすいものとして今回はガソリンを使用した。ブレーキクリーナーの液体を持っていれば、もちろんそれでもいい。

ガソリンを適量I/Cの中に注ぎ入れ、よ〜く振って洗浄する。この中はエアークリーナを通って来たきれいな空気が流れているはずなのであるが、黒い小さな粒があったりする。

何度か洗ってゴミが見えなくなったら終了。適当に乾燥させた後、エンジンルームに装着して作業完了。

排出したガソリンはなぜか白く濁っていた。

 

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