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GAS TREATMENT

昔からあるSTPのガストリートメント、そして呉工業がフュエルシステムの一部として出したガストリートメント。これらの成分が何なのか、両者がどう違うのか、それは分からない。ただ、一般的な水抜き剤の主成分であるイソプロピルアルコールは含まれていないので、燃料タンクの腐蝕の心配はないと思う。効果は大して期待せず気休めではあるが、こういうものはたまに入れてみたくなるものである。

レギュラーガソリンに比べてススが残りやすいのか、それとも付加価値を高めるためなのか、どのハイオクガソリンにも元から添加されている。ハイオクガソリンの清浄剤の性能については、その昔 モービル石油のF-1(ハイオク)がBMWの吸気バルブデポジットテストに合格しているという宣伝をしていたので、通常はユーザー自らがガストリのような清浄剤を追加して入れる必要はないのかもしれない。しかし、街乗りばかりでエンジン温度が上がらない使用状況や清浄剤無添加のレギュラーガソリンを使っている場合は、吸気バルブや燃焼室に燃え残りが溜まっていることが考えられるので、たまにガストリなどの清浄剤を添加してやるといいのではないかと思う。

ガストリには水抜き効果も謳われる。燃料タンクに入ったりタンク内で結露した水は通常どうなっているのか、それがまず気になるところ。蓄積されて底に溜まるのか、それとも揺れによって少しずつガソリンと一緒に吸い出されて燃焼室の冷却に役立っているのか? そのへんは不明だが、水抜き剤を入れずに10年間乗ってクルマが壊れたという話は聞いたことがないので、水に対してあまり神経質になる必要はないのかもしれない。そう思いながらも、2本セットが500円で売っているとつい手にとってしまうのである。

私の日常の運転状況は短距離走行が多いので、高速道路を長距離走るときにガストリを入れて、短時間のうちに成分が吸気バルブを通過して清浄効果を発揮することを期待している。

 

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