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水道の蛇口の部品交換

風呂場の水栓を閉めても水がどこからか漏れて床が濡れるようになったので、家内が「水道トラブル5000円」という業者に電話をしようとしていた。

すかさず私は「待った!」をかけ、自分で修理することにした。

水栓をばらすと、いろいろな部品があり、どれが問題を引き起こしているのか分からなかった。しかし、ゴム部品をすべて取り替えれば済む話なので、ホームセンターで新品を調達した。費用は1000円程度だった。

その中に、右の写真のようなコマと呼ばれる部品があり、買った商品には「節水コマ」と書いてあった。「節水ではないコマ」は店になかった。

「節水コマ」という言葉はよく聞くが、実態を全然知らなかったので、ちょっと不安になりながらも仕方なく使ってみると、なかなか面白い部品であることが分かった。

通常、我々は何も考えずに水栓を回してシャワー等を使っているが、必要以上の水量を出していても気付かない。

節水コマを使うと、驚くべき変化が起きた。普通に水栓を回しても水がちょろっとしか出ないのである。下の絵のように、180度水栓を回すと、今までなら最大流量の2/3が出ていたが、節水コマを使うと最大流量の1/6しか出ないのである。

このように水栓を回す角度と流量の関係が穏やかになると、微妙な調整ができるようになり、必要な分しか水を出さないようになる。それで節水ができるという仕組みである。無頓着な人間に対して 可変流量のバルブの原理(ON/OFFではない)を意識付けるというなかなか高度な仕業と言える。

 

この絵はイメージであり、実際とは異なる

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