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スバルの次は

8月14日のMSNニュースで以下のような記事を見た。

だんだんと変化していく兆しがあったが富士重だが、とうとうここまで来てしまった。

もう終わりである。

根強いファンに支えられてきたSUBARUは、わずかな株式をトヨタに持たれただけでこうも進む道が変わるものなのか。まあトヨタとの関係が発端なのかどうか本当のことは知らないが。。

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 今年7月発売の富士重工の主力車「インプレッサ」。2011年にも新型車を投入し、燃費を現行車より3割改善する

 富士重工業は主力車「インプレッサ」の新型車を2011年にも投入し、燃費を現行車より3割改善する方針だ。走行性能に重点を置いていた開発姿勢を、環境重視に転換する。部品によっては種類や点数を半減させ、原価の低減を図り、利益確保を狙う。11年以降の投入車種のモデルケースとしても注目される。

 インプレッサは1992年に初代が投入された中型車で、最新モデルは2007年に出た3代目だ。

 燃費は、排気量1500CCで、1リットル14.8〜17.6キロ。11年にも投入される4代目の新型インプレッサは、エンジンを初めてフルモデルチェンジし、新たにCVT(自動無段変速機)を搭載するほか、車体の軽量化と空力性能の向上で、全体で30%程度燃費を改善する。

 スバル購買本部長の武藤直人常務執行役員は「原価配分の適正化で、これまで『走り』に過剰にかけていたお金を、ニーズの高い『燃費』にも振り向ける」としている。

 徹底した部品削減も進める。現行車は素材、色などの組み合わせで400種類以上にのぼるが、種類が多ければ原価がかさむため、新型車はその種類を半減させる。

 富士重は09、10年度の2年間で、「車の製造原価1割減」を目指す原価低減活動を進めているが、新型インプレッサはそのモデルになる。

 09年4〜6月期の業績発表で、10年3月期の通期業績見通しを上方修正したトヨタ自動車とホンダの修正理由はいずれも「原価低減」だ。

 富士重が新型インプレッサの原価低減をどこまで徹底させられるかが、今後の同社の販売や収益回復のかぎになる。

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『走り』に過剰にかけていたお金

水平対向エンジン、フルタイムAWDなど、独自のものに金が掛かるのは想像に難くない。ただ、他社との差別化を図るための重要なアイコンなのに、それを無くしてしまったら存在価値もなくなってしまうだろう。

BL5レガシィではエンジン、駆動系、ボディ構造以外には金が掛かっていないのがとても不満である。たとえ100万円高くても、もっとしっかりした脚 (サブフレーム、アーム)、しっかりした骨格のシートが欲しい。ポルシェのように高く売れる手立てを考えないと未来はない。

現行レガシィ(BM/BR)は安物を安く売っているだけであり、すでに腐り始めているように見えるのは私だけだろうか。ポルシェ911のように他車では絶対に味わえない堅牢な感触を体験すると、1000万円は高いけれどお金に代えられない価値はあるのではないかと思ってしまうものである。

 

素材、色などの組み合わせで400種類以上にのぼる

どこに400種類の組み合わせが存在するのだろう? 謎に満ちた記事である。

GHインプレッサの内装はグレード間の差異が小さくて、コストダウンの意識がかなり進んでいるクルマだと思っていたのだが、いったい何が400種類もあるのか。

そんなに選べるのならGH/GRインプレッサを買ってもいい。いや、今すぐに買う。

 

今の価値観で考えると、現行レガシィ(BM/BR)はダメ、次期インプレッサもおそらくダメ、 インプレッサの思想を引き継ぐであろう次期レガシィもきっとダメだと思う。

そうなると、次はSUBARUが選択肢から外れてしまう。

買い替え時期が来る10年後、クルマの世界はいったいどうなっているのだろう。

ハイブリッドか、電気自動車か、燃料電池車か。

まあそうなると、SUBARUのアイコンも変わってしまうのも無理はないか。でもどうやって付加価値を高めていくつもりなのだろう。

17AUG2009

  

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