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甘えん坊の国
この国ではルールがあっても守る必要はないらしい。守らなくても許してもらえるし、命にかかわることなどないのだ。 もし見つかっても、ちょっとした制裁を受けるだけで、75日もすれば忘れてもらえるようだ。 --------------------- クルマに乗っていて感じるのは、皆が自分勝手な動きをしてマナーもルールもあったものではない、ということだ。そんなことだから無意味な渋滞や事故が起こったりするのだと思う。
交通関係の警官の行動もあきれるものばかりである。安全かつスムーズな交通の流れを作るために活動すればいいものを、点数(反則金)を稼ぐための取締りばかりしている、本来の仕事をしている姿なんてほとんど見たことはなく、記憶にあるのは物陰に隠れている姿ばかりである。そんなことでは存在意義に疑問が生ずる。
警官の活動の例:
真夜中の片側2車線の国道1号線。交通量が少ないことから速度超過のクルマが多い。追い越し車線に不穏な動きをするクルマが迫って来たので走行車線に移って様子を見ていると、前方のクルマにパッシングランプを浴びせて速度アップを促した直後、赤い回転灯が。。。なぜそんな無意味なことをするのだ。暇なのか? 市民は君の深夜勤務費(割増)を払っているんだぞ。
一方通行であるか紛らわしい道路への進入口で「こちらには入るな! 危ないぞ!」と言ってくれればいいのに、みすみす逆走を許した後に終点近くで罪人扱いをして捕らえるなんて。。
いったい何のために警官を配置しているのだ!
横断歩道を歩く人を安全に通行させるために交差点内に立って交通整理すればいいものを、歩行者を妨害した事実を認知するために交差点の物陰に隠れて見張り、少し離れた場所で捕らえるなんて。。。人がはねられてもいいんだね。それよりも違反者を捕らえることが大事なのか。いや、はねてくれたら、歩行者妨害(反則金9000円)ではなく、もっと高い(10人分以上の)罰金が国庫に入るから、そのほうがいいのか。。 バカ野郎! 本末転倒だ。
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先日、東京で悲しい事故があった。
横断歩道を自転車で渡っていた母子がダンプカーに轢かれたのだ。
ダンプは左折中に前から走って来た自転車を巻き込んだという。
えっ、何だって? 「前から来た」とはどういうことだ。
ダンプは左折、そこに前から走って来たということは、自転車は右側通行をしていたのか。
なんだ、自転車側の交通違反が原因ではないか。
しかし、この一件はダンプの運転手の不注意というだけで片付けられてしまうのだろう(もちろんダンプの運転手にもある程度の過失はある)。
自転車で右側を走るのはルール違反であるということをこの母親は42歳にもなって知らなかったのか。そんなルールを家庭や学校で教わらなかったのか。
かわいそうなのは2歳の子供である。こんな親に道連れにされてしまうなんて。
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この事故の報道はいったい何のために行われたのだろう。交通死亡事故がすべて報道されるわけではないのに。
自転車の3人乗りが認められた時期に合わせて子供を乗せたときの安全性について何か言いたかったのか、衆人が感じている大型車両の職業運転手のマナーの悪さに対して一言文句を付けたかったのか、それとも、自転車が歩道を走ることへの関心が高まっていることから何かを訴えたかったのか???
でも、「社会にはルールがあり、それに違反をしたら命を落とすこともあるんだよ」というメッセージが含まれているとは思えない。そんなことだから、これは単なる他人事で、残念ながら一瞬の後に忘れ去られてしまうだろう。自転車の右側通行は死に繋がるということが教訓にならないままに。
報道とは、誰のため、何のために存在するのだろう。
こんな事故で命を落とす人がいなくなるように、もっとルールを厳格に守るよう教育すべきである。
警官もつまらない金集めに走らず、本来の任務を全うすべきである。
私が子供の頃、小学校で自転車の安全運転講習というのが開催された。講師は地域のお巡りさん。「そんなことはもう知っているよ」という話ばかりであったが、「この子たち(同級生だけど)はこんなことも家で教えてもらっていないのか」とも思いながら大人の態度で傍観していた。その場では、お巡りさんは我々の安全を守ってくれる立派な人に見えたものである。
東京の事故で亡くなった42歳の母親は私よりわずかに年長だが、ほとんど同じ世代なので、このような安全教育を受けたと思うのだが。。
いつの間にかこの国では何をしても許されると思うようになって、甘えて生きるのが当たり前になってしまったのだろう。
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路外の施設(駐車場やガソリンスタンド)などから左折で道路に出るとき、普通は右から来る車両と歩行者全般に注意すればいいと思うものだが、不意に左から現れた自転車が目の前を横切ることがとても多い。まあ当たっても死なないだろうが、こんな輩にクルマを傷物にされたら誰が責任を取るのだろう。
警官がまともな取締りをしない日本では、少なくとも加害者扱いにならぬよう自律しなくてはならない。 |