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永井電子

ULTRA AUTO DIM

 

最近の新型車のヘッドランプには明るいHIDが多く採用されるようになってきた。

しかし、まだ白熱電球のランプが主流であり、その電球の明るさを最大限生かすためにはバッテリの電圧を降下させないように電球に供給してやるといいので、昔はリレーを介した配線キットが量販店に多く並んでいた。配線キットと共に100Wのバルブを使うと、その明るさの違いに驚いたものである。最近は「55Wで100W級の明るさ」というバルブが多くなり、ハイワッテージのハロゲンバルブが姿を消すのと共に配線キットも影が薄くなり、店頭ではまったく見かけなくなった。

Auto DIMは、単なる大電流を通す従来の配線キットと違い、ソフトスタート、車速感知による減光などが可能になった優れもの。通常は電球に点灯する瞬間に非常に大きい電流(突入電流)が流れ、それが球切れの大きな原因だと言われてる。そこで、Auto DIMの電子回路は突入電流を抑制し段々と明るさが増すような灯り方にすることで電球を保護している。また、信号停止時に自動的に徐々に減光する設定にもできるのもバッテリーのために良いと思う。スモールランプ点灯時にほのかにロービームも点灯することで被視認性を向上させる効果があると思われる。

 

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