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Z3系

Z3 2.0

旧エンジン

5MT

M/C前モデル。6気筒 2.0L(M52)エンジン車の感想。

マツダロードスターよりかなり低く座らせるスタイルである。視界を確保するためシート位置を高くして運転した。リアフェンダが張り出しているため慣れるまでは幅寄せは気を使う。動かしてみると全体的なフィーリングとして、何となく古臭いクルマに乗っているなーという感じがした。セールスマンに確認するまでは4気筒に乗っているのかと思うほど回転がラフ(silkyではない)で、トルク感も薄かった。MTのシフトストロークは他のモデルと同様に長く、スポーツカーをイメージすると裏切られる。マツダロードスターのほうがシャキッとしていて気持ちがいい。

スタイリングを気に入って買うのならいいかもしれないが、運転フィーリングはE46セダンのほうが遥かにいい。

M Roadster

旧エンジン

3.2L

5MT

M/C前モデルのWet筑波サーキットチョイ乗りの感想。

室内はアナログメーターが並んでいて、クラシカルでいい味を出している。ドアを閉めると、非常にしっかりした音と感触で、オープンカーによくある剛性感の不足は全く感じることがなかった。このクルマには旧M3(E36)と同じ3.2Lエンジンを載せている。筑波で同日に乗った新M3(E46)のエンジンと比べてみると、ともにフラットトルクだが 中速の力強さでは やはり新エンジンに軍配が上がる。ただ、321馬力ってこんなものなのか、と思ってしまった。

2001年のM/Cで新M3と同じ3.25Lエンジンが載ったようだが、ボディ設計が古いためかデチューンされてパワーは3.2L時代とさほど変わらない(325PS)のが面白くない。ただ値段も変わらなかったのはいい。

M COUPE

旧エンジン

3.2L

5MT

M/C前のモデルの街乗りでの感想。

Mを冠したこのエンジン(旧M3と同じ3.2L)の音は、サーキットでMロードスターに乗ったときには何も感じるものがなかったが、街乗りで改めて聞いてみると印象が少し異なった。回すほどに金属音が混じったレーシーで荒々しい音が前方から届き、「M」の存在を強く感じさせる。それは“排気音だけが勇ましいノーマル6気筒エンジン(M54型)”とは全くの別物であり、回転の高まりに合わせて奏でられるメカノイズがいい味を出している。性格は意外にも低速トルクが厚く、高回転で盛り上がらない実用タイプ。低速トルクが太いので街乗りは330i(MT)よりも楽にこなすが、MTのギア比はやや低いと思われる。

M Coupeのエンジンは、330iのM54より遥かにピックアップはいいものの、ちょい乗りでは残念ながらずっと乗っていたいと思うほどのものではなかった。Mが特別なモデルであるというのなら、高回転域の特性が「これ以上踏んだら手に負えないかも」というレベルであればいいのだが。。。夢を見させてほしい。

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参考:筑波サーキット2000で開催されたBMW Circuit DayでMクーペとMロードスターにプロドライバーが乗って模擬レースをしていた。その結果、上位はMクーペで占められた。クーペのほうがトラクションがかかるのが理由という。ロードスターでも剛性不足は感じなかったが、限界域では違いが出るようである。

 

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