年始の帰省先での外食場所を探していると、食べ放題の店における年齢区分が細かく設定されていることに気付いた。

これまでは、60歳以上とか70歳以上で安くなるという事例をよくみてきたが、ワン・ダイニングの店では、なんと、50歳以上の優待価格の区分ができているのだ。

こういうサイトが作成されているので、かなり前から実施されているのだと思われるが、食べ放題に興味を失くして久しいので、よく見ていなかった。

https://seniorguide.jp/article/1016282.html

60歳とか70歳という年齢の人は、自らが主体になって「食べ放題に行くぞ！」ということにはなかなかならないと考えられ、家族に連れて行かれるほうが多いと思われる。したがって、60歳や70歳のシニア優待があったとしても、店を主体的に選ぶ若い人にとってそれがあまり魅力にならないと考えられる。つまり、店側が集客のためにせっかく設定した優待条件があまり役に立たないのだ。

一方、ワン・ダイニングのように50歳からの優待があると、その年代ならまだまだ主体となって店を選ぶ人が多いと思われるので、「親だけではなく自分にもメリットがある」と考えて選ぶ人もいるだろうし、「大学生の息子を連れて行き、自分もしっかり食べてみようじゃないか」という人もいるだろう。

高齢化が進む中、50歳という区切りを設定することは戦略として面白いと感じた次第。まあ、50歳代のプロレスラー夫婦と息子たちという家族が来たら店側は困るだろうが。。。31DEC2019