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NISSAN

E13

NOTE

e-POWER

X

2WD

229.9万円(10%税込)

2023年12月、E13がマイナーチェンジを受けて、11万円も値上がりした。

顔つきが最近の日産車の共通デザインになったというのが変更点であり、それ以外に変更はほとんどない。

メディアの試乗記において、乗り味が良くなったと書いている人がいた。提灯記事のようでちょっと疑わしいが、 ちょっとだけ乗ってみることにした。

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店舗から国道に出ようとすると、ハンドルが異様に重いと感じた。これはいったいどういうことか。万人向けのE13がこんなことになっているのは信じがたい。

普通に走らせていると、従前のモデルとの違いを感じることはなかった。

電動駐車ブレーキを利用することによって停止時のブレーキホールド機能が備わるので、販売員の勧めに従って試してみると、これは意外に変ではなく、使える機能であると判った。

昔のブレーキホールド機能は、再発進の際にガクッという衝撃と音が発生して気持ちが良くなかったのだが、E13では滑らかに解除してくれるので、まったく違和感がなかった。これは、E13の初期から変わっていないと思う。23MAR2024

ARIYA

B6

FWD

659万円(10%税込)

3月からARIYAの生産ができるようになったというので、ちょっと試乗してみることにした。

車両は、電池容量が小さいタイプの前輪駆動モデルであった。

ほんのチョイ乗りではあったが、車体のガッチリした感触が強く印象に残った。

これはLEAFとはまったく違う乗り物である。

LEAFは既存のプラットフォームを改良して作られたのかと想像する(SAKURAがDAYZをベースに製作されたのと似ている)。それに対して、ARIYAは完全に電気自動車専用のプラットフォームで製作されている。

あまりいろいろ試すことはできなかったが、とりあえずフル加速だけ試してみると、日産のTV-CMのような音を出しながら滑らかに走ってくれた。速いわけではないが、気持ちの良い加速感であった。20APR2024

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B9にはあまり興味はないが、e-4ORCEは大いに気になる。前後に同じモーターを備えるので、速いのであろう。とはいえ、私はもはや速さに関心をなくしているのだが。。。

つまり、四輪の制御の具合が気になっているのだ

ARIYA

B6

AWD

719.51万円(10%税込)

日産ではe-4ORCEという四輪独立制御の技術が開発され、X-TRAILやARIYAに搭載されている。

動力源がエンジンのときにもATTESA E-TSなどの技術があったが、モーターになってさらに細かな制御ができるようになったという。

そこで、AWD仕様も試してみることにした。

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【1回目】

この店は2022年7月に来て、SAKURAに試乗した経験があるものの、試乗コースの走行経験は希薄だと言ってよい。

走行を開始してすぐに感じたのは、FWD仕様よりも突き上げが強いということである。

言い換えると、脚が硬いような気がしたのである。

AWD仕様はFWD仕様より130kgも重いので、それなりにバネが強いのだと思われる。

その結果、FWD仕様で感じたガッチリした感触を体感することがなかった。

緩やかなカーブでハンドルをわずかに切ると、なんだか違和感があった。これは、四輪の制御が働いていたのかと思われる。どういう制御が入っているのか知らない。

フル加速をしてみると、明らかにFWD仕様より力強いと判った。モーターが前後に2基あると、やはり違いを生むのである。

【2回目】

同日に別の店を訪れ、頻繁に利用する道路を走らせてみることにした。

車両の仕様は1回目と同じであり、ナッパレザーが装着されたタイプである。

その乗り味は、FWD仕様とは違う感じがしたものの、1回目ほどの違和感はなく、脚の硬さやハンドルの感触を変だとは思わなかった。

試乗コースには幅の狭い道(区間)が含まれるので、1850mmの車幅をどう感じるのかを懸念していたが、実際に走らせてみると、それは杞憂に終わった。

ARIYAは車体の幅がとても分かりやすいため、いつも狭いと思っていた道がまったく苦にならなかった。これはちょっと凄いことかもしれない。04MAY2024

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NOTEやKICKSのAWD仕様はリアのモーターの出力が小さいため、速さには貢献しないが、ARIYAは違った。設計の段階から前後に同じモーターを搭載することを考慮していたのだろう。

ARIYAのAWD仕様の航続距離はFWD仕様と比べて大きな差はない。それはなぜか。

カタログを見ると、減速比が異なるのが判る。例えるのなら、FWD仕様は3速ギア、AWD仕様は4速ギアで走行していると思えばいい。

それでも、AWD仕様の加速が力強いのは、2基のモーターのパワーで高いギア比の不利を覆すからである。

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