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後席は「おもてなしの席」なのか?

自動車販売店で試乗を希望しても、対象の車両(仕様:ハイブリッド、ディーゼルなど)がその店に用意されていない場面がある。

そんなとき、店員はどういう行動を取るか。

できる販売員は「別の店に試乗車(希望の仕様)があるので、乗りに行きましょう」と言って、希望車種の別グレード(別の仕様を提案して検討させる)や類似車両(希望の車両がダメだった場合、代わりに商談を進められそうなモデルを提示する)を客に運転させて移動するのである。

また、別のできる販売員は、少し上級(高額)の車両(興味を持ってもらえると高い利益が得られるかもしれない)の後席に客を乗せて、移動するのである(おもてなし)。

しかし、できない販売員は、車検等の代車として用意されている安物の車両で移動するのである(客に何の提案もできない)

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先般、RAV4(ハイブリッドではないモデル)の試乗をするために販売店を訪れると、隣の販売店に2.0L仕様があるというので、連れて行ってもらうことになった。

移動のために登場したのは、Vitz Hybrid(P130系)であった。

私はマイナーチェンジ後の通常のP130系に乗る機会はなく、唯一の経験はVitz GRMNであった。普通のモデルやハイブリッドには初めて乗ることになるので、Vitz Hybridを運転する(試走の提案を受ける)のかと思っていたところ、意外にも後席のドアを恭しく開けて招き入れられた。

まあ、こんな経験もいいだろうと思い、初めてVitz Hybridの後席に座ってみた。しかし、この車両は電池(走行用)が後席の下に存在するのでクッションが薄く、サスペンションがスムーズに動かないので乗り心地が悪く、また、販売員の運転も下手なのか、隣の販売店に着く頃にはへとへとになってしまった。

RAV4(Adventure)も乗り心地はあまり良くなく、帰りにも再びVitz Hybridの後席に乗って、この日はちょっと疲れた。

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本日、国道で見かけたのはTOYOTA 86の後席に乗る人であった。

つばの広い帽子を被った婦人は、 86の後席でも頭上に空間を残していた。小さい人なら、窮屈な姿勢にはなるものの、どこかに体が当たるようなことはなく、なんとか座ることができるのだと思う。

でも、前席に居たのは運転手だけなのであった(助手席は空席)

これはどういうことか。

ご母堂(奥方?)は自らの希望により、後席に乗り込んだのか?

 

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帰省したときに老母と一緒に自動車販売店に行って試乗する機会があると、老母が運転しない(私が運転する)場合は必ず後席に陣取り、感想を述べるのだ。

3月に注文して、出来上がるのを待っている次期マイカーは、老母の知らないところで話を進めたので、その車両で帰省したらどんな感想を述べるだろう。1年待ちという人気のモデルだが、2020年の正月に乗って帰ることはできるのだろうか・・・

まあ、老母は2ドア車の後席にわざわざ乗ろうとしないかな(オカンの原動機付き草履は4ドアなのに、私が運転するとき、いつも老母は助手席に座っている・・・なぜ? 自分のクルマは前に座るのが普通だから? もてなしを受けるわけではないから?)10AUG2019

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