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笑ってしまう試乗記(苦笑)

自動車メディアを見ていると、北海道でJeepの比較試乗をしたという企画が目に留まった。

WRANGLERとRENEGADEを乗り比べるというので、これは大層おもしろい内容なのだろうと期待した。

私の脳裏には、RENEGADEが苦戦する場所をWRANGLERは余裕で走破する絵が浮かんだのである。

 

トップを飾る写真はトマムである。ここを拠点にどこでテストしたのか?

記事を読み始めると、拠点は帯広空港だと・・・

トマムは、わざわざ写真を撮るために行ったのか?

なんとも余裕のある企画だ(東京からクルマを運んでいる)。

私は、毎週札幌〜帯広を特急列車で往復する(クルマを使うことも稀にあった)生活を3年ほど続けていたので、トマム(宿泊したこともある)や帯広周辺(十勝管内)にまあまあ土地勘があるのだ。

 

 

さて、試乗記を読み進めると、公道ではない場所も走らせたようだが、TRAIL RATEDのバッヂが有用になる苛酷な道が出てくることはなかった。

WRANGLERにはRUBICON、RENEGADEにはTRAILHAWKというそれぞれで最も走破性の高いグレードを用意し、比較するというのだから、TRAIL RATEDの合格者(車)の中でもさらなる違いを見出せるようなハードな場面を見せてくれると思ったのに、残念であった。

十勝管内を日々走り回っていた私からすると、帯広周辺では雪の量は大したことがなく、自動車にとっては楽な地域なのである。

たまに降るドカ雪のときに広尾に行く予定があったので、仕事を終えてから、新雪が深い山に分け入ってみると(ちょっとした冒険)、我が営業車は40〜50pはあると思しき雪をかき分けて逞しく進んでくれるのであった。

その営業車はAE104(通称、カローラ4WD)、優秀な相棒だった。

ただ、AE104で一度だけスタックしたことがあった。アクシデントが発生した場所は、帯広の市街地にある施設の駐車場であり、多くの人の目の前で動けなくなり(亀になり)、恥ずかしい思いをした。

 

 

本来のJeepの姿をしたモデルと現代的なSUVの姿をしたモデルとを比べて、「やはりJeep本来の形には意味があるのだ」と言って欲しかったのに、まったく冒険を感じさせてくれる場面がなく、面白くない。

私はJB64Wに乗るようになって、こういう話題に対して興味が高まっているのだ。

Jeep販社は、よくこんな企画をしたものだと思う(レベルが低すぎてちょっと恥ずかしい)。内地の人は、北海道の冬はさぞかし苛酷なのだろうと想像すると思うが、実はそれほどでもないのだ。

とはいえ、札幌からオホーツクの流氷を見に行くのは覚悟がいるため、私は実行できなかった。雪がない時期なら、船長の家(サロマ湖)まで楽しく気軽に行くことができたのだが。

April 2020

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※TV番組で「広尾」が出てくると、「お〜広尾か!」と思ったが、それは東京の話ばかり。まあ当然だ。広尾町にいくつもある細い川を鮭が大量に上ってくるのを見て「こりゃスゴイ!」と思ったが、それはニュースにはならない。

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