自動車の整備に使う工具は、同じネジを回すだけなのに、多くのメーカーがそれぞれ特色のある製品を作っている。

学生の頃に出入りしていた個人経営の修理屋には Snap-on Van が来ていて、きれいに輝く工具があった。

これはとある本田ディーラーのWebページである。点検・整備のページなので、イメージ写真が掲載されるが、この工具はイケていない。我が家にある安物の工具にしか見えないのだ。こんな店でマイカーを整備してほしいと思えない。 まかせチャオという宣伝内容に対して写真はまったく有効に働いていない。

これはマツダのディーラーのWebページであるが、多くの地域の会社が採用しているので、写真はメーカーが作成したものなのだと思われる。写真はピンボケでイメージは少し損なわれるものの、マツダのロゴが入ったこの工具は高級感が感じられ、整備を任せてもいいと思ってしまう。

上の2枚のイメージ写真を見比べると、ちょっとした違いなのに、受け取る印象は大幅に異なる。

現実はどうなのか分からないが、会社の宣伝物なのだから、きちんと考えることが大事になってくる。22MAY2020