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新型HUSTLERのスペック

ちょっとだけ変わった形で遊び心を表現し、人気のモデルになった鈴木ハスラーがモデルチェンジを受けた。

2代目のプラットフォームは最新のワゴンR(2017年2月〜)をベース(HEARTECT採用)にし、エンジンやCVTが新しくなったというので、簡単にスペックを比較してみよう。

ハスラー 初代 MR41S 2代目 MR92S 2代目に対する感想
車両重量 790 810 ベースモデルのワゴンRにおいて、MH55S(HEARTECT採用)はMH34S(旧型)より10sの軽量化がなされているのに、新型ハスラーは20sも重くなっている。
エンジン R06A
ボア64.0×ストローク68.2
圧縮比11.5
R06D
ボア61.5×ストローク73.8
圧縮比12.0
新しいエンジンは長いストロークを採用する例が多い。高回転域のハイパワーを求めないし(バルブ径が小さくてもいい)、燃焼室が小さくなるので、そのほうが有利なのだろう。
エンジン性能 38kW/6500rpm 63Nm/4000rpm 36kW/6500rpm 58Nm/5000rpm 不可解な数字だ。6500rpmまで回る必要はないだろう。もっと低い回転域でトルクを出せないのか。
変速機 4.006-0.550
(Jatco CVT7)
2.562-0.392
(AISIN AW製か?)
YARISと同一の変速比ゆえ、AISIN AW製品である可能性が高い。副変速機がないのに変速比幅は6.5で、なかなか頑張っている。なお、SpaciaのCVT(AISIN AW)の変速比幅は5.6であり、別のCVTと考えられる。
JC08
燃費
32.0 30.4 世間は燃費をあまり気にしなくなったが、効率を良くしたと謳っていながら燃費が悪化しているのは気になるところだ。

新型ハスラー(2代目)で最も気になるポイントは、エンジンである。EGRを多量に吸わせるためにEGRクーラーが目立つようになっているが、それによって最高出力が低下したのか? でも、フルパワーのときにはEGRを吸わないから、関係ないか。パワー低下、燃費悪化で、変更の意図がよく分からん。

ワゴンRはモデルライフの途上ではありながら、新型ハスラーの登場に合わせてエンジンとCVTが同様の部品に更新された(型式変更もあり:MH55S→MH95S)。そして、燃費は悪化した(JC08:33.4→31.0)。

JC08燃費は悪化しても、公道走行の実態では改良がみられるのか?

鈴木のトランスミッションはしばらくCVT7(Jatco)で統一されていたのに、最近はAISINが多くなってきている。単純な機構のほうが安いのか。

スペーシア、アルト、ラパンのエンジンとCVTは、この先、どうなるのだろう。

27DEC2019

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<余談>YARISの情報を見ていて、1.5Lエンジンが新しい3気筒になることが判った。しかし、1.0Lエンジンは相変わらず1KRだった。1.5Lより燃費が悪い1.0Lだなんて・・・そろそろ新しくしてほしい!!!

https://toyota.jp/pages/contents/yaris/001_p_001/pdf/spec/yaris_spec_201912.pdf

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