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安心して使えるタイヤ溝の深さは?

ウェアーインジケーターと呼ばれる出っ張りがタイヤ溝の中に仕込まれているが、これは法律で決められた最低ラインの1.6oの高さに設定されている。

溝の深さが2oになると、かなりの「つるつるタイヤ」に見えるが、1.6oを超えていれば車検には通る。つまり、公道を堂々と走っていいのだ。

だが、安心して使えるかどうかとなると、ちょっと疑問がある。昔、つるつるになるまでタイヤを使ったことがあるが、ウェット路面のみならずドライ路面でもよく滑ったのだ。

私の経験では、4oならウェットでも180km/hまで出るサーキット場で問題なく走行でき、3mmになるとハンドルを切ると滑り方が唐突になると感じた。

したがって、溝の深さは3oが限度と自分の中で基準を設けている。

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本日、泡MAX洗車をしてもらった日産の販売店からDMが届き、見てみると、なかなか興味深いことが書かれていた。

タイヤ交換の目安は、
溝の深さ4mm以下というのだ。

一般の人は自動車学校で習ったことをほとんど覚えていないものだが、不思議なことに「タイヤ溝の深さは1.6mmまでOK」ということは終生忘れずにいる。

それゆえ、4oというのは「売らんかな」の態度が見え隠れしていると訝しく感じるだろう。確かに、4mmあれば180km/hでも安心なのだが、ちょっと安全マージンを取り過ぎだとも思える。まあ普通の小型乗用車でも150〜160km/hぐらいは出るので、そこまで想定しているのならば、正しい案内ではある。



タイヤの残溝を気に掛けている人(3mmになったから気を付けて走ろうと思っている人)なら問題はないが、タイヤのことをまったく気にせずにクルマに乗る人にとっては、4mmという値は新品(8mm程度)と比べて性能低下を感じない限度であるため、この案内は適切であるといえる。

31DEC2014

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来年も事故のないよう、気を付けてクルマを楽しみましょう。

 

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