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アクセルワーク
オカンの原動機付き草履(LA150Fステラ)のアクセルペダルの初期の反応は敏感で、BL5レガシィと同じような踏み方をすると、唐突な発進加速になってしまう。 そこで、穏やかに発進できるよう細心の注意を払うのだが、そうすると、トルクコンバーター(トルコン)のロックアップ作動後の加速感の急激な低下(2100rpmから1300rpmまで一気に回転数が下がる)が気になってしまうのである。 LA150S/Fは発進から25km/hぐらいまでの間のコントロールがとても難しいクルマなのだ。 私はそんなふうに感じているが、ほかの人はどういう運転をしているのだろう。 なお、ロックアップ後に1300rpmに回転数が落ちるとき、CVTの変速比は最大ではないと思われる(ローギアにしてはエンジン回転数が低すぎる=燃費を良くするのために変速を進めている)。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 職場にあるLA150Sムーヴを思い出してみよう。 これまで3人の従業員の運転を見てきたが、トルコンのロックアップ直後の回転数の急な低下(急な加速感の変化)を感じたことがなく、みな、特に問題なく加速していくのであった。 いったい何故か? 3人とも一様に初期のアクセルペダル踏み込み量が多く、グイッと発進し、さらに踏んでいくので、トルコンがロックアップした時点でCVTの変速比が小さくなることがなく、2000rpm以上を維持できるのであった。 つまり、CVTの特性としては、ロックアップ直後に変速比が大きい状態で走行が可能ということである。
老母にも「コントロールが難しくないか?」と尋ねてみたが、特に問題はないという。 そこで、老母の運転を助手席から見てみることにした。 すると、やはり職場の人たちと同じように発進からグイッと加速させ、ロックアップ直後のCVTの変速比が小さくならないようアクセルペダルを踏んでいるのであった。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - そうか、一般の人はそういう運転スタイルなのか。 ダイハツの開発者はそれを知っていて、的を射たセッティングにしてあるのか。 だが、どれだけ微妙な踏み方をしてもトルコンがロックアップするまで必ず2000rpm以上回り、それから急に1300rpmまで落ちるというセットアップは燃費には不利な動きだと思う。JC08モードでは11回もゼロ発進が設定されているのだから。 アクセルペダルの踏み込み量が少ないときには早期にロックアップクラッチを作動させ、最大の変速比のCVTにバトンタッチするなど、変速機が動くタイミングを大きく変化させる(エンジン回転数の変動を大きくしない)機能を備えていてほしいと思ってしまうが、そんなことを軽自動車に求めてはいけないのかな。 |