--------------------------------------

間違いだらけのクルマ選び、完結

私が初めて手にした「間違いだらけのクルマ選び」は、昭和53年版であった。
これはなかなかの読み物であり、長らく手許に置いてあった。

また、中学生だった私は、徳大寺有恒氏執筆の運転テクニックに関する本も何度も読み返し、クルマの動きを実践で学ぶ上で大いに参考にしたものだ。

これは最終版と銘打って2006年に発行された本である。

徳さんのファンとしては「最終版!」というからには手に入れなければ!

そう思って買ったのだが、この後にも続くとは・・・


懐かしいクルマの評価を見ると、これはこれで面白い。


本当に最後の「間違いだらけのクルマ選び」が2015年版として発行されたので、ちょっと見てみたところ、LEVORGやWRX STIの評価に確かなものを感じた。

晩年、杖を突いていた姿を思い出すと、本当に運転して評価していたのか、と感じるところもあったが、きっちりと乗って評価していたように思われる。

まあ共著の島下氏が手となり足となって情報を事細かに伝えていたのかもしれないが、それでもいい。島下氏は話してみるとなかなかの好青年で、私の気に入りのモータージャーナリストの一人なのである。

11月7日に亡くなった徳大寺氏の冥福を祈りつつ、2015年版を買っておこうかと思ったのだが、掲載車種があまりに少なく、断念した。島下氏が引き続き書いてくれると嬉しいのだが、難しいだろうなあ。

2014年 冬

 

戻る

 

 

 

 

inserted by FC2 system