後席試乗
以前から老母や友人が座ることを考慮して、新車試乗の際に後席の乗り味を確かめてみることはあった。4人が快適に乗車できることが購入するクルマの条件であるので、こんなことをしてきたのである。 これまでは私の意思で実施してきたが、最近、私がクルマを手放そうとしていることに気づいた老母は、次に買う車両について、老母なりの意見を述べたいと思っているようだ。そして、試乗の際には老母が後席に陣取り、快適性を見極めるようになった。 老母は「クルマなんて走れば何でもいいのさ」と言いながら、自分で運転する車両を購入するに当たっては、いろいろな車両を乗り比べてみて、かなり厳しい目で篩い落としてきた。「走ればいい」という意味は「きちんと走ることが必須条件」ということである。 そんな老母は、後席に座ってもいろいろと意見を述べる。着座姿勢、視界、揺れ具合、空調、快適装備など、チェック項目は多岐にわたる。いつの間に老母はそんなに厳しい目を持つようになったのだろう。私の記憶にある範囲では、運転していた家のクルマは6台だけであり、そんなに審美眼(?)が磨かれているとは思えないのだ。親や友人知人のクルマの同乗体験も経験値として存在するのだろうか。 まあ、私より運転歴が24年も長いという点で、やはり違ってくるものなのか。。 8/25〜8/26の後席試乗ではこんな結果であった。 ・フォレスター:高い位置に座るので視界が良い。揺れないところが素晴らしい。 ・C-HR:着座位置が低すぎて、視界が良くない。 ・カローラSPORT(G-Z):視界はC-HRより良いが、暗くて狭苦しい。 26AUG2018 ----- 私より老母のほうがクルマを観察する目が鋭いということに驚いてしまう。 |