さつまいも対決
家内によると、安納芋の焼き芋は甘くておいしいというので、試してみることにした。 GROUPONで購入したのは種子島産の安納芋2kgと宮崎県産のさつまいも1kgである。割引を使って1700円であったが、 相場を知らないので安いのか高いのか分からない。 外観は色と形が異なるので、生の状態では区別できる。果たして 安納芋と普通のさつまいもとでは味が違うのだろうか。 いろいろな食べ方をして比較してみよう。 |
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★対決1:素揚げ★ 1p足らずの厚みにスライスして揚げたものは共に同じような色と姿をしている。 まず安納芋を齧ると、強い甘さを感じた。宣伝のとおり甘い芋であった。 次に普通のさつまいも(品種はあると思うのだが、分からない)を齧ると、ちょっとパサついた食感ではあったものの、いつものさつまいもらしい味が口の中に広がった。 再び安納芋に戻ると、あまり甘さを感じることはなく、味にインパクトがなかった。 |
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★対決2:焼き芋(オーブンレンジ)★ 焼き芋というのは単純なようでいて、美味しく作るには技がいるという。 昔は、アルミ箔で包んだ芋を石油ストーブの熱い天板に乗せておいたら勝手にできている、という形で楽しんでいたが、ファンヒーターになった今はもうできない。 電子レンジでチンするだけではどうもうまくいかないので、今回はオーブン機能を使って高温で熱してみようと考えた。 問題は設定温度である。 低温でじっくり焼き上げると良いと聞くので、まずは100℃に設定して20分待ってみたが、一向に柔らかくならなかった。そこで、220℃まで上げてみたり、さらに電子レンジ機能も5分ぐらい作動させたりして、柔らかくなるのを待った。 1時間ぐらいで柔らかい焼き芋ができたので、食べ比べてみると、安納芋もさつまいももあまり甘みが感じられなかった(電子レンジで作った焼き芋のような味)。どうやら熱の加え方に失敗してしまったようだ。電子レンジ加熱は控えて、高温で熱する時間をもっと長く取ったほうが良かった のかもしれない。やっぱり焼き芋は難しい。 |
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★対決3:蒸し芋★ 圧力鍋で15分蒸して、そのまま20分ほど放置しておいた。 鍋が自然に冷める間にも芋に熱が加わるので、急冷するのは避けたのである。 それぞれを半分に切ってみると、中まで柔らかくなっているのが分かった。 安納芋はものすごく甘くて、ほんの少しだけで満足した。さつまいもも甘くなっており、焼き芋とは別物の美味しさであった。 この対決から、水分が大事 であると分かったので、今後焼き芋に挑戦する場合はアルミ箔で包むことにしよう。 |
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★対決4:焼き芋(ガスレンジ)★ 04FEB2012 |
洗った芋をアルミ箔に包んで、両面魚焼き器で焼いてみた。 焼き上がりまでの時間が分からないので、硬さを確認しながらの作業となった。 最近のガスレンジは色々な安全装備が付いており、最長で15分しか連続加熱ができない。また、温度センサーが高温を感知すると、連続運転時間も短くなってしまう。 自動消火〜再点火を繰り返して、1時間以上加熱しただろうか。湯気が出てきたので終了とした。 自らの水分で蒸し焼きにされた安納芋は甘くておいしかった。さつまいもは変質していたのか、ほとんど食べるところがなく、残念なことになった。 あと3個残っている安納芋のうち1個は腐ってしまって肉の色が肌色になっていた。 |