奥行の最短/最長の状態 |
後席がスライドすれば、通常時(荷物のないとき)は後席の足元を広く取ることができ、また、荷物があるときは荷室を広く使用することができる。老母は、18L灯油ポリ容器、2Lペットボトル6本入り箱を主に積むので、それらが無理なく積み込めることが必要だ。 |
後席足元空間 |
後席がスライドする場合、前端に移動したときに後席乗員の膝と前席との間に隙間が確保できるかが課題になる。MOVEは前端でも何ら問題はないが、兄弟車のCASTは前端までスライドさせると膝が前席に当たる。240mmもの可動域があれば便利に使えると思ってしまうが、必ずしもスライドの範囲をすべて使い切れるとは限らないのだ。これは運転手の体格にもよる。 |
後席背もたれの角度調節 |
後席のリクライニングは、追突されたときのことを考えると、あまり可動範囲を大きくするのは問題がある。だが、ある程度は動くほうが乗員の好みに合わせやすい。
通常、基準の角度から後方に倒れることに意識を向けがちだが、前方に可動領域があって、垂直に立てることができれば、荷室の床面積を最大限に生かすことができる。
大物を積むのなら、背もたれを前方に倒してしまえばいいじゃないかと思うかもしれないが、重い物を積んだときには隔壁が欲しいのである。 |
背もたれを前に倒したときの状態 |
荷室を最大限に使用したいとき、背もたれを前に倒すことになるが、きれいに平らになるもの、段差はないが傾斜が付くもの、大きい段差が出るものと、いろいろなタイプがある。
老母は大物を積むことなど滅多にないと思うが、布団を運ぶことはあるかもしれない。布団なら段差があってもいいかな。 |