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軽自動車の荷室

軽自動車を購入する際、車種を決めるポイントは何だろう。
今では多種多様のモデルがあるため、決め手は人それぞれに異なると思われる。

オカンの原動機付き草履を選ぶ際に重視したのは運転フィーリングであるが、荷室の使い勝手にも気を配った。

私は販売店を訪問して実物を見て判断することに躊躇はないが、一般の人なら、数多くのモデルを実際に見る前に資料等で情報を得ておき、あらかじめ選別しておきたいと思うこともあるだろう。
例えば、荷室の広さについては、設計された値があるのだから、各社から情報(数値)が出ているものと思っていた。
しかし、荷室容量◆◆Lという情報すら出ておらず、奥行が如何ほどかという情報もほとんどないのが現状である(店を訪れたら販売マニュアルにてライバルとの比較も含めて確認できるだろう ⇒ 販売店に行くのなら現物をチェックすればいい)。

Webで検索すれば、いくつかのサイトで情報を得られるが、それぞれ細切れの情報であり、ひとまとめで各モデルの詳しい情報を閲覧することはできない。

部分的に有用なサイトの例を挙げると、次のようになる。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20130726/1051045/?P=3&rt=nocnt

http://新型move.seesaa.net/article/414177546.html

https://sites.google.com/site/tantocustom660/luggage/cs



私が荷室でチェックするポイントは次のようなところである。

奥行の最短/最長の状態 後席がスライドすれば、通常時(荷物のないとき)は後席の足元を広く取ることができ、また、荷物があるときは荷室を広く使用することができる。老母は、18L灯油ポリ容器、2Lペットボトル6本入り箱を主に積むので、それらが無理なく積み込めることが必要だ。
後席足元空間 後席がスライドする場合、前端に移動したときに後席乗員の膝と前席との間に隙間が確保できるかが課題になる。MOVEは前端でも何ら問題はないが、兄弟車のCASTは前端までスライドさせると膝が前席に当たる。240mmもの可動域があれば便利に使えると思ってしまうが、必ずしもスライドの範囲をすべて使い切れるとは限らないのだ。これは運転手の体格にもよる。
後席背もたれの角度調節 後席のリクライニングは、追突されたときのことを考えると、あまり可動範囲を大きくするのは問題がある。だが、ある程度は動くほうが乗員の好みに合わせやすい。
通常、基準の角度から後方に倒れることに意識を向けがちだが、前方に可動領域があって、垂直に立てることができれば、荷室の床面積を最大限に生かすことができる。
大物を積むのなら、背もたれを前方に倒してしまえばいいじゃないかと思うかもしれないが、重い物を積んだときには隔壁が欲しいのである。
背もたれを前に倒したときの状態 荷室を最大限に使用したいとき、背もたれを前に倒すことになるが、きれいに平らになるもの、段差はないが傾斜が付くもの、大きい段差が出るものと、いろいろなタイプがある。
老母は大物を積むことなど滅多にないと思うが、布団を運ぶことはあるかもしれない。布団なら段差があってもいいかな。

日産DAYZの販売がとても好調である。
そんな情勢を見ると、軽自動車を選ぶときに走行フィーリングや荷室の広さを十分に検討している人は多くないことが分かる。
狭い荷室やカーブで腰砕けになるリアサスも、DAYZのユーザーには重要なポイントではないのだ。
単純に日産の販売店で購入・維持管理できることが大事なのであろう。

 

 

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