JC08

燃費の表記がJC08モードになって、10・15モードよりも実態に近くなったという。

実態に近いというのは本当か？

テストの加減速の雰囲気を感じられるもの（動画）を作ったという人がいるので、参考のために見てみよう。

JC08モードでは、テスト中の時間と速度の変化を指定されるだけでなく、手動変速（MT）に限ってはギアシフト位置が指定されているという。

車両が違えばギア比も違うのだが、そんなことは関係ないのだ。

たとえ3000rpmを超えていても、指定に従ってギアを選定しなければならず「勝手にシフトアップしてはならぬ」というのだ（最高出力発生回転数の90％を超える場合に限り、90％ポイントでシフトアップしてもいい！）。

動画を見ると、1速の加速はとてもゆっくりしているのに、3000rpmを超えるまで引っ張っている。普通、こんな走り方はしない。

やはり実態とはかけ離れている。

自動変速（AT、CVT）なら、Dレンジのままでいいという。低負荷の加速が多いので、トヨタのCVT仕様車なら、ほとんど1100～1200rpmでいけるだろう。80km/hまで出すときだけは1300rpmぐらいか。

CVT仕様の燃費が良く（良い表示になり）、MT仕様の燃費が悪いというのは、こういう事情もあるのだ。

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我がBL5（6MT）の燃費計表示は以下のとおりである。

JC08モードでは測定されていないので判らないが、10・15モードでは11.4km/Lなので、この燃費はまあ普通のレベルだろう。

過去5151㎞（約1年間）の燃費はまあまあだが、過去2798.7㎞の燃費はあまり良くない。

ＡとＢの値に差が生じた原因は何か。

タイヤを新調したのは41784㎞時点だから、関係ない。TRIP-Ａをリセットしたのはタイヤ交換後だ。

0.5km/Lの差なんて大したことはない、と言いたいところだが、これらの値から計算すると、過去2800～5151㎞の間の燃費は約10.9㎞/Lになるのだ。

この差は大きい。

APRIL 2015